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下肢静脈瘤 下肢静脈瘤

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下肢静脈瘤

血管の病気で最も頻度が高く、軽度のものを含めると成人女性の43~60%に認められます。静脈には血液を重力に逆らって心臓に戻すための逆流防止弁があります。この静脈弁が障害されると血液の逆流が起きて、静脈圧が高くなり、静脈が拡張して本症が発症します。静脈弁の障害(弁不全)は、生まれつき静脈弁が脆弱なことに加えて、妊娠、出産、立ち仕事、加齢などの誘因が加わり生じます。また、深部静脈血栓症や先天性静脈形成異常などにより起こる場合もあります。
症状
だるい、痛い、むくみなどがよくみられ、足がつる、いわゆる「こむら返り」もしばしば認められます。自覚症状がなく美容上の問題を主訴とする場合も少なくありません。
重症例では皮膚が障害され皮膚炎、湿疹、色素沈着、潰瘍などが観察されます。
また、静脈瘤にそって痛みを伴う発赤と腫瘤を形成する血栓性静脈炎も併発します。
診断
超音波ドプラ法、脈波法、CTスキャンなどの検査により、下肢静脈の逆流の部位、程度、範囲を診断します。
●下肢静脈瘤治療
治療静脈瘤の程度や形により、手術(ストリッピング術、静脈切除術)、ラジオ波あるいはレーザーによる血管内治療、硬化療法などが選択されます。
静脈瘤は良性の疾患なので、手術により合併症が生じることは絶対避けなければなりません。
当院の担当医は年間約240例以上の静脈瘤治療を実施しておりますが、合併症を生じたことはありません。また、治療はすべて局所麻酔の外来手術ですので、手術当日に歩いて帰ることが可能です。
●ラジオ波 (高周波)焼灼術
平成26年6月より健康保険が適用となった治療法です。静脈に細い管(カテーテル)を入れて内側から静脈を焼いて閉塞させる方法です。
特 徴
  • ・治療時間は約30分で終了します。
  • ・手術は局所麻酔で行われ、術後歩いて帰れます(外来手術)。
  • ・ほとんど手術傷がありません。傷口はカテーテルを挿入するための小さな開口部のみです。当院では東京慈恵会医科大の大木隆生教授が開発された銀座鉗子の使用と、Staplesによる皮膚閉鎖等、より効率的で審美的にも優れた方法を採用しています。
  • ・レーザー治療と比べ、静脈の閉塞成功率が高く、術後の痛みや炎症、内出血などが少ないとされています。
  • ・下肢静脈瘤の治療として欧米で多く実施されている治療法の一つです。
血管内焼灼用高周波(ラジオ波)治療機器(COVIDIEN社製)
血管内焼灼用高周波(ラジオ波)治療機器
(COVIDIEN社製)
●血管内レーザー焼灼術
太さ1ミリのレーザーファイバーにより、静脈瘤を血管の中から焼き、消失させる治療です。
特 徴
  • ・治療時間は約30分で終了します。
  • ・手術は局所麻酔で行われ、術後歩いて帰れます(外来手術)。
  • ・ほとんど手術傷がありません。
  • ・保険適応です。
  • ・最新のレーザー装置*(平成26年12月現在)により、静脈瘤治療専門医が施行します。
レーザー装置*
■ELVeSレーザーはドイツCeramOptec 社が開発した静脈瘤治療専用の日本で初めて承認されたレーザー装置です。
レーザー治療 静脈瘤 症例1 レーザー治療 静脈瘤 症例1
レーザー治療 静脈瘤+色素沈着 症例2 レーザー治療 静脈瘤+色素沈着 症例2
(※1)「大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(2011年改訂版)」 p17
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