ページトップへ

社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 基幹型臨床研修病院社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 基幹型臨床研修病院

当院へのアクセス 079-272-8555
三栄会のご紹介
文字サイズ
検索
079-272-8555
アクセス

眼科 眼科

Top > 診療のご案内 > 眼科 > 色覚異常について > 色覚異常について2
  • 緑内障について
  • 日帰り緑内障手術について
  • 網膜前膜について
  • 流涙について
  • 加齢黄斑変性について
  • 多焦点眼内レンズと乱視用眼内レンズ
  • 網膜血管閉塞疾患について
  • 円錐角膜について
  • 糖尿病網膜症について
  • 強度近視眼底
  • 網膜色素変性症について
  • 飛蚊症と網膜剥離
  • 角膜疾患
  • 斜視について
  • ドライアイについて
  • 黄斑円孔について
  • ぶどう膜炎について
  • 眼瞼疾患について
  • ロービジョンについて
  • 眼圧、緑内障、視野検査について
  • 色覚異常について
  • 弱視、およびその治療
  • 硝子体注射について

ツカザキ病院眼科 疾患説明シリーズ Part20 色覚異常について ツカザキ病院眼科 疾患説明シリーズ Part20 色覚異常について

段階別の検査について

  • 田淵
    実際に色覚異常を疑った時、どのような検査をするのですか?色覚異常には、異常か正常かの診断に加えて、重症か軽症か、さらにはどのタイプの色覚異常なのかという段階別の検査があるのですよね?
    大杉
    上記の学校検診などでスクリーニング的に用いられているのが、石原式色覚異常検査です。国際的に広く使用されており、色覚異常の有無を調べるにはもっとも簡単で検出力の高い検査といわれています。
  • 石原式色覚異常検査

    石原式色覚異常検査

    ※色覚異常の方が読めない表。
    正常と色覚異常の方とでは読み方が違う表があります。
    左写真はコピーで実際の色合いと微妙に異なりますのでご了承ください。
  • 大杉
    しかし、石原式検査では色覚異常の程度や型を判断することは出来ませんので、軽度の色覚異常か中等度以上の色覚異常かを調べるためには色相配列検査が必要となります。
    色相配列検査の代表的なものはパネルD15といい、色相環に沿って、少しずつ色の違った色票をばらばらの状態から順に並べてもらう検査です。
    色覚異常のある方でも、軽度であればある程度正しく並べる事ができますので、異常が中等度以上かどうかを判断できます。
    1型色覚異常と2型色覚異常では色の見え方の特性が違いますので、程度が強い場合は、並べ方の特徴で色覚異常の分類が可能です。
  • パネルD15

    パネルD15

    一番左の色標は固定されており残りの15色を順々に並べて検査。
  • 大杉
    さらに、中等度と重度の区別、正確な色覚異常の分類を知るためには、アノマロスコープという検査が必要となります。671nm(赤)と546nm(緑)の色光の混合比を調整し、589nm(黄)と等色する検査です。その混合の割合(等色点)から色覚異常の型と程度を正確に判定する事ができます。
アノマロスコープ アノマロスコープ
  • 田淵
    なるほど。ツカザキ病院眼科ではその全ての検査を施行していますか?
    大杉
    はい、全て施行する事ができます。
    特に、アノマロスコープは少し特殊な検査になりますので施行できる病院は限られてきますが、ツカザキ病院では熟練した検査員のもと施行しております。
  • 田淵
    色覚異常に対する治療法は存在しているのでしょうか?
    大杉
    残念ながら、先天的な色覚異常の治療法というのは存在しておりません。色覚補正のためのメガネというのも存在しますが、これも正確な色が見えるようになるメガネではなく、効果も個人差があります。
  • 田淵
    心配がある方は受診して、きちんとした診断を受けていただきたいですね。
    大杉
    そうですね。色覚異常といっても、日常に全く支障のない軽度の色覚異常から、重度の色覚異常まで様々です。軽度と重度ではかなり日常生活の不自由さが変わってきますので、正確な診断や重症度を知るためにも、眼科受診にて詳しい検査をすることをお勧めいたします。
  • 田淵
    当科の色覚異常領域の担当者として、展望をお教えください。
    大杉
    色覚異常は前述のとおり、現在のところは有効な治療法はありません。
    ですが、色覚異常を病気ではなく、個人の色の見え方の特性であると考えますと、重要なのは色覚異常の方がいかに日常で生活に不自由なく暮らしていけるかという事なのではないかと思います。
    その為にはまず、色覚異常の当事者および周囲の方に対し、誤認しやすい配色を自覚していただき、配慮していただけるような具体的な説明およびカウンセリングなどは個々の眼科医が積極的に心がけていかねばならないと思います。
色覚異常の方が区別しにくい配色の例 色覚異常の方が区別しにくい配色の例
  • 大杉
    さらに、色覚バリアフリーという考え方があります。
    これは第一に「色覚異常に対する誤解、偏見のないこと」、第二に「色覚異常であっても生活の中で支障がない色環境であること」という考え方です。上記にも述べましたとおり、男性の約5%が先天色覚異常であり、さらに後天的な病気や加齢に伴うものも含めると、色覚異常の方は決して珍しいものではありません。
    しかし、現状では学術、サービスなどでは、色にたよった情報伝達が多く、それが色覚異常の方には障壁(バリアー)となる事があります。
    社会全体として色覚異常に対する正確な知識を共有すること、さらに、色覚異常の有無にかかわらず、情報をより多くの人に正確に伝える為に区別しにくい配色を避けたり、色のみに頼らない情報伝達をこころがけること、それらを社会に啓蒙する事も眼科医としての努めなのではないかと考えております。
  • 田淵
    ありがとうございました。
色覚異常でお悩みの方は、どうぞお気軽に当科を受診下さい。
色覚異常でお悩みの方は、どうぞお気軽に当科を受診下さい。
色覚異常でお悩みの方は、
どうぞお気軽に当科を受診下さい。
交通のご案内
アクセスマップ
診察を希望される方へ 診察を希望される方へ
不定期な勤務となる事がありますので、ご指名ご希望の方はあらかじめ電話でお問い合わせの上御来院下さい。また精密検査は原則的に即日実施できないため、複数回の受診が必要となる点も併せてご了承ください。
■お車でお越しの場合
太子龍野バイパス福田ランプより南へ約15分
眼の現代病特集
疾患説明ページ一覧