ページトップへ

社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 基幹型臨床研修病院社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 基幹型臨床研修病院

当院へのアクセス 079-272-8555
三栄会のご紹介
文字サイズ
検索
079-272-8555
アクセス

1日25時間働く循環器内科部長BLOG

Top > 1日25時間働く循環器内科部長BLOG > コメディカルとのチームワーク

アーカイブ

  1. 2017
2017.11.28
コメディカルとのチームワーク

急に寒くなりましたね。楠山です。11月の第2週でしたでしょうか?当科の扱っている疾患の特徴でしょうか。それまでは比較的「落ち着いていた」のですが、とてつもなく患者さんが押し寄せてきて、「めちゃくちゃ」ではなく「ぐちゃぐちゃ」になっておりました。
そうなりますと救急外来も病棟も血管造影室もフル回転です。落ち着いているとゆっくり仕事が出来るのですが、このような時は効率・スピードを要求されます。勿論、正確さは最も重要です。
昨今チーム医療という言葉がありますが、循環器科は特にチームワークとそれぞれの職種の専門性を必要とする科です。我々医師をチームリーダーとして看護師・薬剤師・検査技師・放射線技師・臨床工学技士・リハビリテーション・栄養士・ドクターズクラーク・医療ソーシャルワーカー・医事課/事務方という職種があります。列挙して数えてみますと11職種ですか!列挙した私もびっくりです。
医療は専門的な部分と社会的(事務的)な部分に分かれています。手術は専門的な部分の最たる物ですし、入院手続きや紹介状の送付などは事務的な部分でしょう。どちらもが上手くいかないと皆さんへ提供する医療の質は良い物にはなりません。

カテーテル検査を始めた2年目の時に指導医に「カテは一人でする物ではない。君は船長でありどれだけ若くてもチームリーダーで、この部屋で起こった事に全責任は取らないとならないし、チームの最大の能力を引き出すのも仕事だ」と言われたことを今でも覚えています。同時に後ろ姿で「船長は甲板掃除も一番上手でないといけないがね」とも言われたっけ・・・。自分の職分でなくとも他職種の仕事をよく知れ!という事を先輩、言っていたんだと思います。
私、大学時代にオーケストラにおりましたが、指揮者の様な存在なんでしょう。それと比較するとよく理解できたことを覚えています。

今の私は血管造影室や救急外来で仕事をすることが多いですが、やはり忙しくなったときほど、お互いに理解し合える同僚は何よりも得がたい存在です。
例えば、指示を出せば既にその検査・処置の準備がなされている、緊急手術になりそうであれば、その必要書類が作成されつつある、欲しい画像が血管造影室の参照画面に私が指示する前に出ている、時には忙しさで追い詰められた時にミスをしそうになったとき「先生、こっちじゃないですか?」と気付かせてくれるスタッフなど、皆さんが読んでいるだけでも心強い存在ですよね。

勿論、そのようなパートナー関係を結ぶには、それまでにその人と私がお互いの人間性や仕事の流儀を毎日の仕事の中で感じながら理解を深めたり、時には建設的にぶつかることも必要です。どの仕事でもそうだと思いますが、そのようにして得られた同僚は「人材」ではなく、正に「人財」です。

先日、いつも我々と連携の深い御開業の先生が主催されている「基礎から学ぶ循環器病教室」という勉強会がありました。私が父のように尊敬している(先生、お困りになるかな)先生から与えられたテーマで、当院のコメディカルと私がお話しして御開業の先生方のスタッフ・当院スタッフと勉強する会がありました。

今回のお題は「胸痛」でしたので、救急外来や近隣の先生方の御施設での初期対応のお話を、と思い、外来看護師の河野主任にお願いしました。河野主任は先日外来主任に昇任した新進気鋭の看護師です。先日の和泉看護師もでしたが、これまた真面目でホントは優秀なんだけど、ちょっぴり引っ込み思案。

昇任を機に更に頑張ってもらおうと画策し、師長さんの協力も得て出てもらうことになりました。スライドを作ってもらい、ディスカッションしたのですが、見ていて何故か変な感じがしたんです。その変な感じの理由が、実は河野主任は私と同じ考え方で救急外来で患者さんに対応していたんだと分かって、何故か一体感を感じて非常に嬉しくなりました。

本番も控え室ではやや緊張していましたが、私の与太話が効いたのでしょうか。プレゼンテーションもゆっくりと適切な間合いを取った話し方で「河野さんの発表、良かった!」という声を頂きました。

私の発表にはコメントなしですが、実はこの会、会を立ち上げるときの主催者の先生である朝山先生とのお話で主役はコメディカルなんです。謂わば私はステーキのパセリみたいなもんです。そういう意味ではこの反応は河野主任にとっても非常に良い経験になったと思いますし、大成功ってことですね。

これからはこうやってコメディカルも院外へ出て行って地域の皆さんとも交流をして、研鑽を積んでいく時代になっていくのでしょうね。それが院内で良い意味の「プロ意識」に繋がれば嬉しく思います。
河野主任、お疲れ様でした。期待以上の(良い意味ですよ)素晴らしい講演でした。今後も自信を持って進んでいってくださいね。これからも機会あれば一緒に仕事できることを楽しみにしています。

忙しいながらも収穫のあった11月でした。もうすぐ12月ですね。忙しくなりそうです。早朝の空の色って不思議ですよね。夜と昼の間の色が好きですね。