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リハビリテーション科

診療科について

理念

我々ツカザキ病院リハビリテーション科のスタッフは、患者様の全人間的復権にむけて以下のことを行っていきます。

  1. 患者様の尊厳を守ります。
  2. 最善なリハビリの提供を行うために、根拠のある知識・技術の習得に励みます。
  3. 個々の責任を全うしチーム医療の実践に努めます。

チーム構成

  • 医師:1名
  • 理学療法士(PT):62名
  • 作業療法士(OT):29名
  • 言語聴覚士(ST):15名

合計

107

(2023年4月時点)

施設基準

  • ●脳血管疾患リハビリテーションⅠ
  • ●運動器リハビリテーションⅠ
  • ●呼吸器リハビリテーションⅠ
  • ●心大血管疾患リハビリテーションⅠ
  • ●がん患者リハビリテーション料
  • リハビリ室

  • 心リハスペース

  • 作業療法スペース

  • 南館4Fリハビリ室

  • ウェルウォーク

  • ST室(5室)

4つの特徴

❶超早期からの リハビリテーション実施

「病気が治ってから、リハビリは開始するもの」「安静が大事」という以前の常識が非常識になっています。現在は、病気や怪我の治療とともに、可及的早期にリハビリを開始することが、その後の日常生活動作能力の向上を促進させると複数のガイドラインでも言われております。主治医や看護師と密な連携を図り、HCU・SCUからの早期リハビリテーションの開始に努めています。

❷リハビリテーション量 の確保

リハビリは、治療方法もさることながら、練習量が機能回復を促進すると言われています。一般的に急性期でのリハビリテーションの練習量は不足していると言われていますが、必要な練習量を確実に実施できる体制を整えることが大切となります。また、看護師や介護者とともに出来るようになった日常生活動作を、入院中の生活の場である病棟において、すみやかに実施していく事で日常生活動作能力の向上に努めております。

❸継続的な リハビリテーション実施

患者様の病態や怪我の状態にもよりますが、可能な限り休まず練習を続けていく事がその後の回復を促進するといわれています。入院患者様には日曜・祝日・お正月・ゴールデンウィークなども平日と変わりのないリハビリテーションの提供を行っています。

❹リハビリテーションの 専門性強化

診療科ごとの高度な急性期疾患の治療に対応すべく、リハビリテーション科でも疾患ごとに専門チームを形成し、患者様が社会復帰を達成できるよう治療にあたっています。

脳血管・脳神経内科班

SCUにより早期にNsと協働したリハビリが開始されます。脳血管障害や神経難病、脊椎疾患などを対象としています。知識や治療技術向上の為の勉強会、病棟スタッフとの連携、早期離床や自宅復帰に向けたADL練習を実施しています。カンファレンスを開催し、より現状のADL動作能力を反映させた転帰先の決定が可能となっています。

運動器班

整形外科一般外傷、肩や膝の鏡視下手術、人工関節などの術後の患者を中心にリハビリを実施しています。
週に1回、画像カンファレンスと回診を実施しDr,Ns,MSWと連携しています。また学会発表や研修への参加を積極的に行っています。治療成績の把握に努め、根拠に基づいたリハビリの提供を行います。

呼吸・がんリハ班

呼吸リハではCOPD・肺炎などを対象に、人工呼吸器からの離脱・体位ドレナージ・離床から自宅退院までガイドラインに基づいた治療を行います。
がんリハでは、病期に応じて周術期から緩和リハまで行ってます。術前の患者教育や術後呼吸器合併症の予防の為、早期離床・歩行を中心に行います。

心臓班

虚血性心疾患、心不全、大血管疾患、開心術後、心肺停止蘇生後などリスクを伴う症例に対して医師や看護師と連携を取りながら介入できることが魅力です。
急性期では運動療法に加えて多職種での患者教育を行います。外来リハビリでは、定期的に心肺運動負荷試験を行い、至適運動強度での有酸素運動を実施しています。

ST(摂食機能療法)

脳血管・循環器・呼吸器などの様々な疾患に対して、HCU・SCUより、早期嚥下訓練を実施し、適切な食事提供を行います。必要に応じて、嚥下造影検査を実施しています。NST・口腔ケアチーム・歯科往診チームなどのチーム医療に積極的に取り組んでいます。院内勉強会を定期的に開催しています。

ST(言語聴覚療法)

重症筋無力症、ギランバレー症候群など貴重な症例が経験できます。SCUより、発症後24時間以内に言語聴覚療法を開始します。
主に、失語・高次脳機能障害、構音障害に対して、治療訓練を行うとともに、患者・家族に早期からコミュニケーション支援を行います。

取得資格・施設認定

  • 認定理学療法士:6名
    (脳卒中・運動器・脊髄障害・呼吸器
  • 認定言語聴覚士(失語・高次脳):1名
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士:1名
  • 3学会合同呼吸療法認定士:5名
  • 心臓リハビリテーション指導士:3名
  • NST専門療法士:1名
  • 臨床実習指導者講習会修了者:理学療法18名、作業療法13名
  • がんリハビリテーション研修過程修了:7名
  • 臨床実習指導施設認定(作業療法)
塚崎 裕司

主任部長

ツカザキ ユウジ

塚崎 裕司

専門分野:

リハビリテーション科全般、脳神経外科全般

専門医 etc:

  • 日本リハビリテーション医学会専門医
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本脳卒中学会専門医
  • 医学博士
  • 厚生労働省認定卒後臨床研修指導医
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