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新型コロナウイルス対応の現場より

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2021.02.03

新型コロナウィルスのワクチンについて

新型コロナウィルス治療チームの萩倉と申します。

この新型コロナウィルスとの生活がいつまで続くのかと、不安に思われていると思います。また、いつまで自粛すればいいのか目標がないかもしれません。

私自身は、早ければ半年で、遅くとも1年内に、完全ではないにしてもだいたい元の生活に戻れる可能性があると期待して、目標を持って普段の生活を続けることができています。
新型コロナウィルスに対する、ワクチン投与が始まるからです。

すこし細かい説明が続きます。
ご面倒であれば次の要点だけを。

  • mRNAワクチン投与が始まりそう。3週あけて2回投与。
  • アナフィラキシーと呼ばれる重度のアレルギー既往がない16歳以上が対象となるはず。アメリカでは既感染者も投与対象。
  • アナフィラキシーは10万人に1人。
  • 打った人は20倍、有症状感染になりにくい。早くて2~3週程度から感染予防効果がはじまり少なくとも4か月は続く。なったとしても重症化を防ぐ。
  • ワクチン接種部位の痛みが多い(~8割)。つづいて倦怠感(~6割)。筋関節痛(2-3割)発熱(1-2割)とインフルエンザのワクチン接種後と似ている。
  • ノルウェーの投与後の死亡というニュースはワクチンとの関係性が低いと考えられている。ワクチン投与後はすべて起きたことを報告しなければいけない決まりになっていて、投与してもしなくても亡くなってしまう可能性が高いようなグループ(85歳以上の高齢者など新型コロナウィルスになると致命的となるグループ)を優先して投与したためと考えられている。
  • その他の種類の効果の高いワクチンも、日本国内製造承認が早い段階で進むことが見込まれる。
  • 変異種は現状小さな変異に留まっており、現行のワクチンも実験段階ながら有効でありそう。今後大きな変異が生じたらインフルエンザのように他種のワクチンが必要かも。

 

【mRNAワクチンについて】

早ければ2月中から始まるとされるBioNTech/pfizer社製のmRNAワクチンですが、新しいタイプのワクチンです。

ワクチンの目的は、ウィルスに曝露されたときに速やかにウィルスを排除してくれるように、自身の体に対ウィルス機構(免疫)がある状態をあらかじめ作っておくことです。例えば症状が起きにくいような弱めたウィルス自体に事前にさらしておくと、ウィルス全体の色々な部品に対する排除機構が体内に生じるようになります(抗体が体にできるといいます)。

またウィルス全体ではなくて一部分だけでも先に体内に入れておくと、全体に対する抗体がなくても体から排除できる可能性があります。今回の新型コロナウィルスに対するmRNAワクチンはウィルスの一部に対する免疫を作るワクチンですので後者にあたるでしょうか。

まず最初の問題が、ニワトリの卵から生成されるインフルエンザのワクチンのように、新型コロナウィルスのウィルス自体ないし部品は『身近な素材』から『多量』に作ることができなかったことでした。そこで、もともと抗がん剤で研究されてはいたものの実現していなかった『人間の細胞の一部の力を借りて目的の蛋白質を安定して合成させる』というmRNAワクチンという手法が、新型コロナウィルスの急激な広がりに併せて急速に実現されたそうです。

mRNA (メッセンジャーRNA)は我々の細胞の中の構成成分になります。普段、我々の各細胞の核という場所から「こういうたんぱく質を作りなさい」という設計図が流れ出てきますが、mRNAはその設計図自体になります。

 

ワクチン中のmRNAは、本来我々が持っている細胞内のリボソームというタンパク質製造機の力を借りて、新型コロナウィルスの周りにニョキニョキできている突起(スパイク蛋白)の模型を細胞内に作り上げます。新型コロナウィルスの感染成立にこのスパイク蛋白の関与が大きいとされており、この蛋白質に対する人体内の排除機構(免疫)を効率よく発生させるしくみになっています。

作られたスパイク蛋白類似蛋白質(以下 スパイク蛋白とします)は、細胞内でプロテアソームという分解装置に分解されるなどの工程を経て、CD8+ T細胞(いわゆるキラーT細胞)の機能を活性化させます。

また作られたスパイク蛋白は細胞外にも放出され、抗原提示細胞と呼ばれる細胞にスパイク蛋白が取り込まれると、特定の経路(MHC classⅡ複合体)を介して、CD4+ T細胞(いわゆるヘルパーT細胞)が活性化され、命令を受けたB細胞がスパイク蛋白に対する抗体を発生するようになります。

mRNA自体は非常にひ弱な、たんぱく質に比べたら小さな核酸といわれる塊ですので…スパイク蛋白を作ったあとはDNA(いわゆる遺伝情報)に影響を与えず分解されます。mRNAからDNAに影響を及ぼすのは、エイズウィルスといったレトロウィルスのみが持ちうる特権で、このワクチンには逆転写酵素は含まれずmRNAからDNAには変化を及ぼしません。

mRNAだけを投与しても前述のとおり非常にひ弱な物質のようで、細胞内に入るどころか細胞の外でToll-like receptor(いわゆる自然免疫)を介して排除されてしまうようです。細胞内に効率よく取り込まれる方法としてPEGという物質を使用しています。

PEG(ポリエチレングリコール)は、身近なものではリップクリームの成分の一つでしょうか。様々な食品医薬品の添加剤として利用されています。医薬品の例として、腸管から吸収されないという特性を利用して便秘薬(モビコール®)として利用されています。また便秘薬のほかにも、注射薬としてペグインターフェロン(ペガシス®)という抗ウィルス薬、エポエチン ベータ ペゴル(ミルセラ®)という貧血治療薬など、PEGは比較的長い歴史がありかつ副作用報告の少ない添加剤となります。

 

【mRNAワクチンの効果】

ワクチンの効果は、Efficacyと呼ばれる高ければ高いほど効果がよいとされる数値で示されます。例えばBioNTech/pfizer社製のmRNAワクチンですが、初回投与から1か月の時点(このワクチンは2回投与するもので、1回目から2回目は3週間あけます)で、Efficacy 95%と報告されています。(ワクチンを打った18198人のうち、8人感染。ワクチンではなかった18325人のうち、162人が感染。)

ピンときませんね。

例えばインフルエンザワクチンは流行っているタイプに合致する年と、合致しない年とEfficacyは少し違って、合致する年では65%、合致しない年では52%、といわれています。意外と低いという印象でしょうか。ちなみに子宮頸がんワクチンの腫瘍性病変ないし癌に対するEfficacyは99%といわれています。

荒く見積もると、BioNTech/pfizer社製のmRNAワクチンを打たないと20倍新型コロナウィルス感染になります。また型に合っていないインフルエンザワクチンでも、打たないと2倍感染する(それなりの効果は期待できる)ものとなっています。いずれも2重盲検という信頼性の高い方法からの報告です。

2重盲検というのは、薬が本当のワクチンなのか、ワクチンでない偽薬なのかを患者さんにも接種をする方にもわからない方法で効果を調べる方法で…例えば、患者さんが自分はワクチンを打ったことがわかったら、マスクもせずに自由な行動を始めてしまうかもしれません。またワクチンを打たなかったと接種担当医師にわかったら、できるかぎりの予防をしてくださいなんて老婆心(?)を出してしまうかもしれません。どちらも平等な目線で、評価をするという方法です。信頼性の高い数値ですが…、それにしてもmRNAワクチンは非常に高い効果です。Moderna社のワクチンもmRNAワクチンであり、同様の報告となっています。

気になるワクチンを打った後の症状ですが、ワクチンを打った場所の『通常生活に支障のでない程度』の痛みが8割程度、赤くなったり腫れたりが5%程度、また全身的なものとして、倦怠感が5-6割、頭痛が4-5割、筋肉痛・関節痛が2-3割、発熱が1-2割とインフルエンザのワクチン後と感覚として似ているように思います。局所の痛みは2回目が軽くなり、反対に全身の倦怠感や筋・関節痛などの反応は2回目が増強するようです。しかしながら多くの症状が一般的な解熱鎮痛薬で解消されるようですので、解熱鎮痛薬は飲むことを想定して臨んでもよいかもしれません。

ワクチン効果試験からすれば2020年7月から投与が始まっており、約半年が経過しています。mRNAワクチン特有の副作用とよばれるものの報告は2021年1月31日現在ありません。しかし、5年後にどんな副作用が出るか、10年後はどうかまったくわかっていません。

 

【BioNTech/pfizer社製のmRNAワクチンは、打った後どのくらい効果が続くのか。】

これは感染した人の割合を日ごとに追っているグラフです。その日に判明した感染人数を以前に感染した人数に追加し、日ごとに全体に対する割合を示していきます。『偽薬』と呼ばれワクチンを打っていない青い線で示されるグループは、総感染者が徐々に多くなっていきます。

一方『実薬』というワクチンを実際に投与された赤い線のグループは、1回目の投与後14日頃から新たな感染者はほぼ出現せず、以降もパラパラとみられる程度です。2回投与とされますが1回投与だけでもすでに効果がみられることと、効果が少なくとも119日(4か月くらい)は続いていることが示されています。またそれぞれのグラフの濃い点は、感染された方のうちの重症者とされていますが、重症化も防ぐのではないかという考えの一因にもなっています。このグラフもまた非常に印象的な報告と感じています。

 

【注意点等】

ポリエチレングリコールだけでなく、何らかの薬品食品にアナフィラキシーの歴のある方は投与が向かないとされています。アナフィラキシーとは強烈なアレルギーの事で、喘息みたいな呼吸困難や血圧の低下などを起こす状態を指します。BioNTech/pfizer社製mRNAワクチン後のアナフィラキシーは11.1人/100万回投与と報告されました。意外と少ないと捉えられるか、多いと捉えられるかは各個の判断となりますが、参考までにインフルエンザワクチンによるアナフィラキシーは1.53人/100万回投与と言われておりインフルエンザのワクチンよりは多い印象です。

 

ちなみに、すでに感染した方にどうするか。

米国の疾病予防管理センター及び感染症学会(CDC/IDSA)の説明文には、『感染の歴があってもなくても投与を勧めるべき。』 『ワクチン投与前に抗体検査(感染したことがあるかどうかの検査)をすることは推奨しません』とあります。新型コロナウィルス感染による明らかな症状がある、また他者との関りを控える期間(日本では検査陽性ないし発熱などの症状がみられてから10日間が基本)には投与を延期すべき、とも表記されています。感染後90日は、再感染が起きにくい期間であり(延期したい希望があれば)ワクチン投与は最大90日は延期してもいいかもね、とも書いてあります。(日本国内の対応は、2021年1月31日現在不明です。)

同CDC/IDSA説明文中に、正確な率が不明な状態と明記されている話をします。またちょっと難解な部分がありますので、以下は話半分で流してください。

専門用語も多いかもしれません。興味がある方だけ。とばしても大丈夫です。

↓↓

BioNTech/pfizer社製mRNAワクチンの効果を検討する初期段階のテストには、ワクチンを打つ前に新型コロナウィルスに感染している事がわかっている(PCR検査で陽性とか、すでにウィルス自体に対する抗体(IgGやIgM)があるとか)方は、ワクチンの効果判定の人数に入っていないそうです。ワクチン後の『感染』の定義が、PCR検査で陽性+何らかのウィルス感染症状となっていますが、このテストを続けているなかで、ワクチンのグループもワクチンを打っていないグループも、比率は不明ながら同じぐらいの人数で新型コロナウィルスに曝露されたあとと判断できる免疫学的陽性(EBウィルスのEBNA抗体検査みたいなものでしょうか。詳細不明。)が確認されると記されていました。免疫学的陽性だけの方というのは無症状であればワクチンないし偽薬投与後の『感染』にはあたらず、さきのグラフにも挙がってこないような人になります。(ちなみにmRNAワクチン後の抗体は、スパイク蛋白の一部分であるS1-Binding IgGというもの、また新型コロナウィルス全体に対する中和抗体とよばれる方法で確認します。前者についてはそれを調べる抗体検査が実用化してきており、ワクチンが定着した事の抗体検査として実用化されると考えられます。)

…………??????

つまり、ワクチンを打っても打っていなくても、コロナウィルスに曝露を受けたあとと考えられる免疫学的陽性が同数生じているとしたら、ワクチンは感染をさせないのではなくて、感染しても無症状に済むだけではないか、ということみたいです。

(感染、の定義というものがあるのですが、すみませんそれを語れるほど詳しくありません。)

ちなみにこの限定されたグループの中でも、発熱といった明らかな感染症状を出したのはワクチングループで1人だけ、ワクチンを打っていないグループでは7人いたそうです。このことは先のグラフの内容(感染しても重症化しない)とは少し違って、ウィルスに曝露されても無症状でいる可能性が高い、という考えになって、併せてワクチンを打っていると軽症で済むという可能性のあるデータです。

自然感染後の抗体(自然免疫)がいつまで続くのか、変異種に有効か、なんて問題がわからないことや再感染例が度々報告されていることから、ワクチンによる自然免疫以上の効果が期待できそうです。感染した事のある方にもワクチンの投与を勧めている一連の流れと考えられます。

顕性感染とならない(入院にならない)、また重症化を防ぐという点は医療崩壊の進行をくいとどめてくれるいいお話ですが、さて、ワクチン後に『全く症状がない感染』となるとしたら、詳細不明で扱いがやっかいです。そういう状態は他者にうつしてしまう状態なのかどうなのかもわからず…ワクチン後新型コロナウィルスに感染している事も気づかず、ワクチンを打っていない人にうつして重症化を招くかも、という可能性は残してしまいます。ワクチン前後の検査の方法も少し難解…。
…、元の生活+α(マスク)、というのは今後も×年必要になってくることかもしれません。課題が残ります。

↑↑ 以上で話半分終わります。

もし興味がわきましたら、『CDC IDSA vaccine pfizer』なんかで検索すればたどり着くと思います。

 

【ノルウェーのワクチン後のニュースについて】

一方、世界的にワクチン投与がはじまった後に、ネガティブなニュースとしてノルウェーの『ワクチン後23人死亡』というニュースが挙げられましたが、これはしっかり報告を吟味する必要があります。

ノルウェーでは国主導で2020年12月27日にBioNTech/pfizer社製のmRNAワクチン投与が開始され、2021年1月14日の時点で、43740人に投与をされたそうです。『有害事象』として、ワクチン投与後23人の死亡と報告されました。

まず有害事象ですが『投与後に起きた薬との因果関係を問わず全ての好ましくない反応』をいいます。例えばですが、ワクチンを打った後に家に泥棒が押し入ってびっくりして転んで頭の中に出血ができてしまった、なんていうのも有害事象に入るそうです。

ノルウェーでは老人ホーム居住者や85歳以上への投与を優先しており、ノルウェーではそういった背景の方は週に300-400人亡くなるそうです。投与後2~3週後の結果報告ですので、ワクチンの期間にも600-1200人は亡くなる見込みがあります。実際、そういった背景のある方にどれだけワクチンを打ったかという集計は確認できませんでしたが、ノルウェーの副作用報告(2021年1月21日)を見ても、80以上の方が60%を占めているような報告であり、高齢者に優先して投与されている状況は伺えます。

以上よりノルウェーでも、ワクチンと死亡との関連はないという結論に至っていました。ただ、ワクチン投与後1-2割に発熱といった症状が起きえます。発熱が起きたら、明らかに病状を悪化させてしまうような方には、投与を控える方針となったようです。

 

【その他のワクチン】

ウィルス自体を注射するといった点で、以前のようなワクチンに近いものがAstraZeneca社のワクチンになるようです(ChAdOx1、と名付けられているそうです)。日本では9000万回分(4500万人分)をJCRファーマ(兵庫県)が製造予定と報道されていました。またロシアで作られたSputnik Vというワクチンもウィルスベクターワクチンです。

ちょっとした基礎情報ですが、ウィルスは単独では増えていくことができないため、感染すると細胞に取り入り、自分の遺伝子情報(DNAやRNAとよばれるもの)を用いてウィルスが細胞の外でも活動できるような周りの部品(たとえば新型コロナウィルスでいうスパイク蛋白)を、取り入った細胞の中に元からある装置(mRNAワクチンで出てきたリボソームなど)を間借りして作るようにします。DNAウィルスであれば、細胞の中に取り入ったウィルスからむき出しのDNAだけが感染細胞の核に入ります。核内でウィルスのDNAからmRNA(設計図)へと転写され核の外に放出され、リボソームなどを間借りしてウィルスの部品蛋白質を作ります。ウィルスのDNAは核内で複製され、核の外で出来ている部品と合体して、細胞の外に放出されます。感染細胞の遺伝情報(DNA)にウィルスから影響を及ぼすことは、逆転写酵素を持つRNAウィルス以外では起こりません。

こういった特色を部分的に利用したものがウィルスベクターワクチンです。アストラゼネカのワクチンは感染チンパンジーに感冒症状を起こすDNAウィルス(アデノウィルスの一種)の遺伝子操作を行い、核内に入ったあとに自分の増殖用部品として作らせる蛋白質を新型コロナウィルスのスパイク蛋白類似蛋白質(以下スパイク蛋白)にするように調整しました。またウィルスDNAの複製ができないような仕組みも併せて持たせ、その細胞からは効率よくスパイク蛋白のみが作られるようになります。途中からはmRNAワクチンと同様の経路になります。こちらもまた、もとは抗がん剤として開発途上にあったものが急速にワクチンとして発展したものになります。ウィルス自体を入れるといった点では生ワクチン(弱毒化ワクチン)なのでしょうか。2回投与という点は同様です。次の投与まで1か月以上(場合により2か月という設定がされるかもしれません)、投与する量でEfficacyが異なり、薄い量のあと濃い量という方法だとEfficacy 90%と、これもまた高いEfficacyが報告されています。

 

【年齢制限】

BioNTech/pfizer社製のmRNAワクチンですが現状では16歳以上の方しか投与ができません。Moderna社やAstraZeneca 社のワクチンに至ってはおそらく18歳以上になると思います。

数年してワクチン投与を受けた人たちに大きな問題がないようであれば、その範囲は広がるとおもいますが…。

 

【変異種】

実際の何万という患者さん対象に変異種に対するワクチンの効果を検証している報告は、2021年1月31日現在みられませんでした。変異種は多くのワクチンが対象としているスパイク蛋白にも変異がみられ、イギリス変異株は8カ所の、南アフリカ変異株は10カ所の変異がみられるそうですが、Moderna社は実験室段階で、mRNAワクチン接種後の患者血清は、イギリス変異株にも南アフリカ変異株にも効果がみられたと2021年1月25日に発表しています。(南アフリカ変異株にはやや効果が劣るかも、とも。)

British Medical Journal(イギリスを中心とした大きな医学雑誌)2020年12月16日発行分に変異株の総説があり、スパイク蛋白の様々な部分に対する抗体がワクチンによってできるため、現状みられるわずかな変異では効果の減弱は起きにくい。しかし今後大きな変異ができたら、毎年多種の流行が起きうるインフルエンザのように、他種のワクチンが必要だろう。と記されています。数年後にはインフルエンザのように混合タイプとなるのかもしれません。

 

【最後に】

前述のとおり、ワクチンにより5年後10年後にどんな副作用が生じるかは誰もわかりませんが、あと数年この状態が続いたら世界はもとに戻れないところが出てくるのではないかと思っています。どの国どの地域でも医療崩壊はもとより、失職者にあふれ、犯罪も多くなるかもしれません。現状ですら世界的にも不安定ですので、ちょっとした諍いどころの話ではなくなっているかもしれません。(個人的にはオリンピックは、そういった諍いを減らす『共通の目的』になりえるかなと思うので、時期や方法は再考が必要とは考えますが、開催には賛成です。)

 

新型コロナウィルス感染症。自身がなっても、子供がなっても、まあ大した病状にはならないのかもしれませんが、100%はありません。ひどいコロナ肺炎になり数日で亡くなる方をみました。

40代になりました。重症化(≒新型コロナ肺炎)する可能性も高くなりました。

もう二度と、おむつを替えたりできないようになってしまうのかもしれません。もう二度と、寝ている最中にかかと落としを食らうこともないのかもしれません。もう二度と、お風呂でおしっこをして注意することもないのかもしれません。もう二度と、悲しくて泣いてしまっているわが子を抱きしめてあげることもできなくなるかもしれません。

 

始まって半年程度は問題なさそうだけど数年後はわからないワクチンの副作用(自分の事)

すでに起きている医療崩壊状態が続き地域の皆様の命を守れない(社会的な事)

病院機能が停止すれば当然ながら自分の仕事がなくなる(自分の事)

新型コロナウィルスで自分が死んでしまう可能性(自分の事)

家族(特に高齢者)にうつして家族が死んでしまう可能性(家族の事)

ワクチンは多くの人が打つことで効果を発揮するもの(社会的な事)

失職者が増え続け、犯罪者が増える、戦争が起きてしまうのではないか(社会的な事)

等々…思うところは各個人違ってくるでしょうが、天秤にかけることになると思います。

 

個人としては、ワクチンをうてないような子供たち世代に、たくさんの選択ができて可能性が広がる夢のある世界・未来を繋ぎたいという希望が大きいです。自分への副作用の可能性よりも大きすぎる。

 

私は、ワクチンを打ちます。

情報は色々ありますが、この文章の情報は信頼できる可能性が高い論文・発表を中心に作成したつもりです。後悔のない選択のための、参考の一つとしていただけたら幸いです。

地域の先生方へ(紹介手順)