みなさんこんにちは!ツカザキ広報編集部です!(*’ω’*)
最近便通異常はありませんか?便潜血検査で陽性と指摘されてもそのままにしていませんか?
今回はツカザキ病院 消化器内科 主任部長 藤田欣也医師による、
「大腸カメラ内視鏡検査の早期受診のすすめ」を動画でご紹介いたします。
※動画には音楽・音声が入っております。再生場所や音量にお気をつけください。wifi環境での閲覧を推奨します。
動画を見ることができない方のために、動画の内容を文章で読んでいただけるよう内容を解説しています。
皆さんこんにちは。ツカザキ病院 消化器内科部長の藤田欣也です。
動画・記事を見られている皆さんは、人の身体の健康にとても興味をお持ちの方だと思います。
今回は消化器内科の立場から少しでも皆さんのお役に立てればと思いお話しさせていただきます。
収録している本日は2021年7月14日です。
7と1と4で「ないし」と読み、「内視鏡の日」と定められています。
よくご存じの方は胃カメラや大腸カメラなどご存じだと思います。
今回は内視鏡の中でも大腸内視鏡についてお話しします。
消化器内科では胃カメラと大腸カメラの内視鏡検査を日々皆さんにさせていただいています。
我々日本人が置かれている現状と言ってもいいかもしれませんが、大腸がんの罹患率※1、大腸がんで生命にかかわる方が増えてきています。
大腸がんは欧米の病気だと思われているかもしれませんが、最近では日本は欧米を抜く勢いで大腸がん死亡率が増加しています。
※1 罹患率とは…病気になること。
大腸がんは怖い病気で要注意です。かといって我々は何もできないわけではありません。
大腸がんの全てではありませんが、そのほとんどが大腸腺腫という良性のポリープから形を変えて大腸がんになることが分かっています。
大腸がんのほとんどが大腸腺腫というプロセスを経ていますので、大腸腺腫を見付けて取ってしまえば大腸がん撲滅!
とまではいきませんが、かなりの確率で防ぐことができます。
便潜血反応とは便を出して血液が混ざっているかを見る検査です。
便を見て「血がついていたら大腸がんの可能性がありますよ。検査を受けてください」というひとつの検査です。
欧米の方はフランクですので、なんとなくそのままにしそうなおおらかなイメージがあるかもしれません。
ですが、欧米の方は大腸の便潜血反応が出たら、しっかり検査を受けておられます。
便潜血の検査は本当に簡単な苦痛を伴わない検査です。
意外に思われるかもしれませんが会社や町ぐるみ健診で便潜血検査で陽性と分かっていても、日本人の方が検査を受けておられない方が欧米よりずいぶん多いというデータもでています。
日本人が欧米を追い抜く勢いで大腸がんの方が増えてきているのが現状です。
今回提唱したいのは、先ほども申し上げましたが大腸がんの多くは大腸腺腫という状態を経てなります。
・便潜血反応陽性と指摘された方
・最近便通異常がある
・下痢がある
・便秘がある
・血が混ざる
といった方は気軽に医療機関を受診してください。
大腸内視鏡検査では、眠たくなる薬を使う方法(苦痛を軽減するため)もあります。
そういった方法で皆さんの苦痛が全て取れているわけではありませんが、苦痛を最大限に軽減する努力をさせていただきます。
かかりつけ医もしくはツカザキ病院に相談に来ていただければ、大腸がんの検査をして大腸がんで健康にかかるということが防げるのではないでしょうか。
僕も2リットルの下剤を飲み、大腸内視鏡検査を受けました。大変つらかったです。
内視鏡が入ってくるときも、僕は眠たくなる薬を使わずにしました。しんどかったです。
検査の不安やつらさなど、よくわかっているつもりですので来ていただいたら出来るだけ優しく対応させていただきます。
便潜血検査で陽性と指摘された方、便通異常・下痢・便秘・便に血が混ざる方は、医療機関を受診して大腸内視鏡検査を受けましょう。
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