・この1年を振り返って。
最初は何もわからない状態で看護師さんに指示を出す際も間違っていないかなと、不安になる時も多々ありました。しかし日々の経験の積み重ねと、自分なりに勉強をしたことで、3ヶ月目くらいには何をしたら良いのかが分かってきて、指導医・上級医から指示される前に動けるようになりました。
・姫路での生活はいかがですか。
宿舎が姫路駅徒歩圏内ということで近くに何でもあり、買い物にも困りませんね。食事も問題ありません。
大変住みやすく、充実した研修生活を送っています。
・臨床研修病院先としてツカザキ病院を選んだ理由は?
高知出身で、もともと近畿圏を検討しており、中でもアクセスの良い兵庫県に絞りました。ツカザキ病院を選んだ理由は2点、「手技をやらせてくれるところ」と、「スタッフとの垣根が低いところ」です。
研修では期待通り、指導医のしっかりとしたサポート下で、様々な手技を経験出来ました。研修医は見学のみの病院が多いと聞くが、カテーテル治療も参加させていただき、さらには冠動脈造影まで経験することができました。
今後は消化器内科に進みたいと思っているため、2年目は下部内視鏡も経験したいと思っています。
・ツカザキ病院を選んでよかったこと。
自分にとって一番の魅力は手技経験が多いことです。手技は経験すればするほど、実際に手が動くようになることが実感でき、こうした達成感によりモチベーションが上がります。
また救急初期対応にも興味がありましたので、ここでの研修は非常に充実していると感じています。
・指導医や他のスタッフについての印象
間違った時にじっくり考えさせてもらえる風土があり、しっかり消化して自分の学びに結び付きやすいです。
スタッフの方々は皆さん優しく、相談もしやすい。またしっかり分業ができているので、医師としての仕事に専念でき、非常に学びやすい環境だと感じます。
・今後の目標
内科専門医を取得し、サブスぺとして消化器内科領域に進むことを目標としています。
3年目以降は自身が主治医となるため、指導医の指示待ちとはいきません。2年次は「指導医の指示がなくとも診療できるよう、治療計画から退院までのプランを立てられる」ことを目標とします。指導医から怒られることもありますが、様々な知識、考え方をじっくり教えて頂ける貴重な時間です。しっかりとした目的意識を持って、残りの研修期間を過ごさなければと思います。
・後輩たちへのメッセージ
3年目以降(主治医)のことも考えながら、指導医がいない状況でも一人で対応できるよう、研修中も意識していくことが大切です。
研修病院選びのアドバイスですが、新専門医制度下では3年目以降は大学病院等に戻ることが多くなるため、臨床研修中は手技を中心に研修できる病院の方が良いと思います。
・医師を目指してよかったこと。
親戚に医師が多く、もともと医師には興味があり、人を助ける医療行為に興味をもっていました。自分の興味のあることが患者さんのためになり、さらに感謝されるなんて天職だと思います。