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看護ブログ

2020年3月30日
カテゴリ: 教育

第173話 2つの研究発表会

『事例研究発表会』と『看護研究実践報告会』

看護部では、毎年院内で2つの看護研究発表会を行っていますので、ご紹介します。
1つは、卒後2年目の看護師達が1年間をかけて取り組んだ成果である『事例研究発表会』で、今年は221日午後に開催しました。発表者は25名で、写真やイラストを活用した趣向が凝らされた内容で、堂々と発表していました。発表会には、毎年母校の先生方にもご出席していただいており、今年も4校の先生方7名にお越しいただきました。先生方からは卒業生の成長を称える講評をいただき、私達が母校の先生方と共に卒業生の成長を喜び合う機会となっています。
卒後2年目の看護師達は、少なからず看護大学や専門学校で看護研究を学んできています。けれども、改めて、看護実践経験を積みながら自己の研究課題を見い出し、先行研究を調べるなどして解決に向けて取り組むことで、学生時代に培った看護観をより深めることができ、その教育的意義は大きいと考えます。
『事例研究』は卒後2年目の研修プログラムに組み込んでおり、1年間に渡って教育支援室の教育担当専従者から研究指導を受けます。指導内容は、e₋ラーニングを活用しながら、文献検察方法、研究計画書の書き方、研究倫理委員会受審の仕方、抄録原稿の書き方、発表スライドの作成方法など、一連の看護研究の基礎をしっかりと指導します。このうち45名は、さらに発表後の指導を受け、院外の学会に発表予定です。

もう1つは『看護研究実践報告会』で、今年は、3月3日午後に開催しました。こちらは11部署からそれぞれ2~3名の担当者が選出され、同じく教育支援室の教育担当専従者から指導を受けながら2年間看護研究に取り組みます。取り組み1年目の部署は、中間発表として研究計画を発表します。こちらも、院内教育プログラムに組み込んでおり、人材育成を目的に実施しています。例年この発表会は、実習をお引き受けしている3大学の先生方にもご案内し、講評をしていただいておりました。残念ながら今年はご参加を見合わせていただきましたが、大学の先生方からご意見をいただくことは、発表者の励みとなっております。

看護研究に取り組むには、通常業務以外に多くの労力と時間を必要とするため、臨床看護師にとっては負担が大きいです。そのため、当院では、原則勤務時間内に指導を受けられる体制を取っており、やむを得ず夜勤明けや休みに指導を受ける場合には、時間外手当が支給されます。また、文献検索は医学中央雑誌のWEBを法人契約で利用でき、文献も自己負担なしで取り寄せてもらえます。そして、学会で発表する場合には、出張扱いとなり、日当と奨励金が支給されます。学会での発表に至るには大変な労力を必要としますが、発表者からは、努力が報われる達成感が得られるとの声が聞かれています。今年の発表には、すでに学会で発表した2題が含まれていましたが、他発表は、これから学会発表を目指しています。


私達看護専門職の役割は、自分達が行っている看護実践の基礎となる科学的知識体系を発展させることです。そのため、日々看護実践している臨床看護師達が看護研究を行うことによって、基礎となる科学的知識体系を発展させることができ、患者さんに最新かつ最善の看護サービスを提供できると考えています。


ツカザキ病院は、水準以上のよりよい治療の実践を目指しています。私達看護職は、今後も看護研究に取り組み、より質の高い看護の提供に努力して参ります。

 
看護部教育支援室 室長
笹谷 孝子