「初めての母娘2人旅」
みなさんこんにちは。地域包括ケア病棟看護師のNです。
3月初旬のこと、“おいしいものを食べに連れて行ってよ”と、21歳になった娘に言われて、どうせなら遠出しようかと思い立ったのですが、改めて考えると2人だけで旅をするのが初めてなことに気付き、少しむず痒さを感じました。
普段は家族総出で旅に出るので、どうしても小さな甥っ子たちの動向に左右されるのですが、自分の我侭が通る旅だと分かっているのか、運転している私の隣で好きな事を言い、延々とくだらない話をしている娘を見て暢気なもんだなぁと思っていました。
伊勢は快晴でしたが、新型コロナウィルスの影響もあり、旅館でのんびり過ごすことにしました。家では夕飯時にしか顔を合わせて話すことが無く、こんなに長い時間一緒の時間を過ごすことは最近で滅多にはありません。娘なりに将来のことについて悩んでいること、家族に対しての思いなどに触れ、自分自身が親としてどう向き合ってきたのかを考えさせられた時間でもありました。
私には家にいる娘が1人と、ツカザキ病院が縁で教育担当者として手塩にかけて携わった娘たちがいます。この娘達も同じように悩んで、もがいてそれを背負って笑顔で頑張っている姿をただただ見守っていることしかできないので、お伊勢さんでは彼女たちの幸せと、新型コロナウィルスの終息を願い、少しだけ私欲交じりの願いも含めて祈願して、帰路に着きました。感慨深い非日常の一時でしたが、みなさんも親子の時間を大切に…。