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ツカザキヘルスラボ

骨粗鬆症ってなに?~予防と治療を知ろう!~

みなさんこんにちは!ツカザキ広報編集部です!(*’ω’*)

歳を重ねるごとに心配になる「骨粗鬆症」。
そもそも骨粗鬆症とはどんな状態のことを言うのでしょう?
前回のFLSに続き、骨に関する「骨粗鬆症ってなに?~予防と治療を知ろう!~」をご紹介します。

今回はツカザキ病院 整形外科 部長 佐藤誠久医師による、
「骨粗鬆症の予防と治療」を動画でご紹介いたします。

※動画には音楽・音声が入っております。再生場所や音量にお気をつけください。wifi環境での閲覧を推奨します。

骨粗鬆症の予防と治療

動画を見ることができない方のために、動画の内容を文章で読んでいただけるよう内容を解説しています。

皆さんこんにちは。ツカザキ病院 整形外科の佐藤と申します。
本日は骨粗鬆症の予防と治療についてお話ししたいと思います。

骨のしくみ

骨のリモデリングと言って、我々の骨は一見何も変化がないように見えますが、日々古い骨を削って新しい骨で補填するという形で新陳代謝を行っています。
破骨細胞という細胞が古い骨を吸収して、その上に骨芽細胞という細胞が新しい骨を敷き詰めて治すような形になります。

このような形で多核巨細胞である破骨細胞が、骨の表面を走って古い骨を削ります。そのあとに追いかけるような形で骨芽細胞が造成してそこにリンとカルシウムを吸収し、骨を新しく作ります。
この破骨細胞が骨粗鬆症において大きな役割を担っています。

破骨細胞を規定しているのが、エストロゲンという女性ホルモンです。
女性が閉経すると、エストロゲンの分泌量が急激に低下します。結果として破骨細胞の動きを抑制できなくなります。破骨細胞の活動が過剰になり、骨の新陳代謝が過剰になる状態が骨粗鬆症の一番の原因になります。

骨粗鬆症の診断基準

上に示すような正常な脊椎椎体は網目状形態をしています。一方、骨粗鬆症の骨は網目状の構造が崩れてきています。また皮質(まわりの堅いところ)も薄くなってきます。
結果として力学的に弱いものとなり、骨が折れやすくなるという仕組みです。

細かいところを除くと基本的には骨が1か所、どこか骨の脆弱性の骨折が起こってしまうと原発性の骨粗鬆症という診断に至ります。
例えば、背中の骨が折れるとその段階で原発性の骨粗鬆症という診断にほとんど当てはまります。また手首の骨が折れた際に骨密度検査で若年者の80%未満まで低下していることが解れば、骨粗鬆症の診断になります。この場合は速やかに治療を受けることが大事になります。

骨の強さ

骨密度と骨質という2つの要素で規定されています。
骨密度低下の原因は、エストロゲンの欠乏や年齢による骨吸収の促進および骨形成能力の低下が一番の原因です。
一方で生活習慣病による酸化ストレスやビタミン不足による骨の材質が減ると骨質が下がります。これは糖尿病やその他の病気でも起こり得ます。
そういったことで骨質が低下することも骨粗鬆症の原因となります。

骨粗鬆症の予防

ではどうしたらいいのか。
まずはビタミンDです。これは骨のベースであるカルシウムを腸管から吸収するのに役立ちます。ビタミンDはからだの中で作られるビタミンです。日光を浴びるとコレステロールが代謝され、ビタミンDの先駆物になります。それが徐々に代謝されることによって活性型のビタミンDになります。

ビタミンDはサプリメントや内服で摂ることも可能ですが、日光によって作ることもできます。日本人の多くはビタミンDが不足していると言われています。
1日5分~20分程度を目途に日光浴をされることがおすすめです。※季節・天候に十分お気をつけ下さい。

食事について

骨粗鬆症予防のための食事についてです。
カルシウムを摂る。日本人は特に乳製品を摂らない方が多いので乳製品を積極的に摂っていただくことが大切です。
ビタミンDを摂る。うなぎやさんま、鮭といった魚介類に含まれています。先に述べました日光浴も大事です。
ビタミンKを摂る。納豆・ブロッコリー・小松菜といった緑黄色野菜を摂っていただくと、こちらもカルシウムの吸収に役立ちます。

避けた方が良い食品についてです。
食品の加工物(ハム・ベーコン・カップ麺)や塩分・コーヒー・お酒などは避けて頂いた方が良いかなと思います。

これらを中心としたバランスの摂れた食事をすることが一番大切です。

運動について

以下のように足を広げたりお尻をあげたり足を伸ばしたりという少しの運動ですが、重力の力が骨を強くすると言われているので、座ったままでもある程度しっかり運動をして頂くことが大事です。

このような「リハビリの方法がよく分からない」「高齢でリハビリをしようとしても自宅でなかなか出来ない」という方は、介護保険の制度を利用して担当のケアマネジャーにご相談いただくか、当院の地域包括支援センターにお問い合わせください。

薬について

現在日本では図に示すように多種多様の骨粗鬆症の治療薬が開発・使用されています。効果が非常に強いものから補助的な作用のみに限局する薬も多々あります。

患者さんの血液検査や骨密度の検査を参照しながら、適切な治療薬を選択・使用させていただいております。

骨粗鬆症が気にかかる方は、かかりつけの先生や当院整形外科の医師にご相談ください。

また、三栄会広畑病院ではDXA法(※)による精密な骨密度の測定(全身骨塩定量)が可能ですので、またご相談いただけますと幸いです。
(※)DXA法とは…測定したい場所に2種類のX線を当てて骨をスキャンすることによって骨量を測定します。

まとめ

・骨の新陳代謝が過剰になる状態が骨粗鬆症の一番の原因
・原発性骨粗鬆症と診断されると治療が大事
・ビタミンD、ビタミンK、カルシウム(乳製品)を摂り、バランスの良い食事を心掛ける
・1日5~20分を目途に日光浴をするのがおすすめ
・自宅で運動、介護保険を利用したリハビリを活用

症状が気になる方は、まずはお近くのかかりつけ医にご相談ください。

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