【病院からの朝焼けです】
皆様こんにちは。お久しぶりです。
前回のブログから5か月も空いてしまいました。人間、一度習慣が無くなると恐ろしいものですね。
これからはまめに上げていきますので、宜しくお願い申し上げます。
さて、なぜこんなに間隔が空いたのかと申しますと、私事で申し訳ないのですが、息子の大学受験がありました。
結果は、前期試験には落ちましたが、後期試験にはなんとか合格し、元気に親元を飛び立っていきました。
我々のように、受験を必死で戦った人間は大概大学デビュー。彼も早速髪の色を変え、何事やら、せっせと励んでいるようです。
で、4月になりまして、脳外科は3人の若い先生をお迎えしました。
加えて救急科も設立され、より地域医療。地域救急に注力する体制が整いつつあります。
また、AIMITも稼働し、脳・心臓領域の救急治療において出来ないことは殆ど無い状態となりました。
さらに、やや人数的に足りていなかった総合内科も拡充され、病院としてより良い方向に動いております。
ただ、あまりに救急が集中するため、病院がいつも満床で、救急車をお断りしなければならないことが頻繁に起こっており、そこが今後改善すべき点となっております(といっても、病院のベッドというのは医療者が勝手に決めていいものではなく、公的機関から許可をもらわなければいけないのですが)。そこについてはお役所も全面的に協力してくださっていると伝え聞いております。「いつも工事をしている病院」と言われますが、皆様に良い医療を提供するため、何卒ご容赦くださいませ。
で、私事ですが、4月より脳外科部長を拝命しました。
「部長」とはいえ、若い先生方が働きやすいよう、いろいろ調整するのが仕事。いわゆる中間管理職でございます。
これが意外と難しい。
自分が兵士であった時には、自分と自分の患者だけを考えていればよかったのですが、中間管理職の職というのはいわば兵站作業。如何に効率よく、気持ちよく仕事をしてもらうか、という、今まであまり考えたことのない仕事でして。
それに馴染むのが大変です。
個々の医者がチームに溶け込めているか表情や動きで察する。
その上で、その医師がどういうふうにすれば伸びるか考える。
オーバーワークは禁物ですが、しかし一度追い込まれた時期の無い医師は大成しません。そこのバランスも考える。
なんだか経営者みたいなことを言っておりますが、皆が動きよいよう、潤滑油として働くのが部長の仕事と割り切り、最近ようやく、「このポイントで僕がこう動けばよい」というのが分かってきました。
今回は取り留めのない話になってしまいましたが、新しくなったツカザキ病院について、次回からちょこちょこと語っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。