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松村Dr

現代病!? ストレートネックとは 〜コロナ禍の今気をつけなければいけないこと〜

 こんにちは!ツカザキ病院 整形外科の松村です。

 まだまだ新型コロナウイルスが収束するのには時間がかかりそうですね。しかし、なんとかこの状況を脱却するためにはもう少し、頑張ってステイホームするしかないのではと思っております。
そしてステイホームすることにより、どうしてもテレビやスマートフォンで動画を見ることが多くなっているのではないでしょうか?今日はそんな方がすでになっているかもしれない『ストレートネック』のお話です。

ストレートネックの画像

 病院に肩や首が痛いと言って受診して「ストレートネックですね!」と言われた方がおられると思います。ストレートネック?首が真っ直ぐ?真っ直ぐってことは良いってこと?って思った方もいるかもしれません。
実は正常な首の骨は弯曲しているのです。本来なら前方に凸にカーブしている首の骨がスマートフォンを長時間うつむいた状態で見たり、パソコンを使った長時間のデスクワークにより頭を支える首に負担がかかり、次第に首のカーブが失われてしますのです。この状態がストレートネックと言われる状態です。最近では「スマホ首」と言ったりもします。頭が通常より前に出てしまいますので、首の筋肉や肩に負担がかかってしまい、首、肩の痛み、さらには頭痛、めまい等をきたしてしまいます。

 そういえば最近、肩や首がよく凝ると思った方もいるのではないでしょうか。それでは簡単にできるセルフチェック方法をお伝えします。

 まず壁を背にして真っ直ぐな姿勢をとります。後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4箇所が自然な感じでくっつけます。この時に後頭部が壁につかない、意識的に首を後ろに倒さないとつかないという方はストレートネックの可能性があります。

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 みなさんどうでしたか?
 これでストレートネックの可能性がある方はスマートフォン、パソコンを見る姿勢を改める必要があります。最近ではスマートフォンをたてかけるアダプターが発売されてますよね!
 必ず、下を向かず目の高さで見るようにしましょう! もちろん見る時間を減らすということも大事です。また寝る際の枕が高すぎないかもチェックしてみてください。
そして合間に首を回すなどのストレッチに加え、肩甲骨周りのストレッチが重要です。
それでも肩の痛みが治らない方は違う病気の可能性もありますので自己判断せずに必ず病院を受診してください。

 本日はストレートネックのお話をしました。
これを書いているうちに私も首が痛くなってきたので、例の葛根湯を飲みました(笑)
やっぱり葛根湯は最高!めちゃくちゃ効きます!
詳しくは『風邪だけじゃない!肩こりに葛根湯。』の記事を参照ください!ではまた!

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