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ピックアップ Pickup / Column

楠山Dr

不勉強の後悔・・・?

こんにちは。楠山です。
暑い日が続きます。
夜寝ていてもクーラーをつけて寝ているのですが、部屋が冷えると寒くなって起きて、クーラーを消し、暑くなると汗ばんで起きてクーラーをつけて寝る・・。
そして朝になってけだるい、を繰り返しています。
私が子供だったときは、そこまで寝苦しかったことは無かったように思います。

さて、もうすぐある学会の学術集会(全国レベル)があります。
先日、学会事務局さんからメールを頂きましてある役割(コメンテーターといいます)を頂くこととなりました。
やはりそのようにお声がけ頂けるとは有難いことですし、こんな僕でも学会に貢献できるのは有難いこと、と思いながら承諾で返信を・・・と思いながらメールの内容を見てみると、「英語セッション」と書いてあるではないですか。

ちょっと、いえ、かなり筆が止まってしまいました。
あ、今の時代はキーボードだから「指」ですか?

えー、えー、確かに昨今はグローバリゼーションで世界に出て行く覚悟が必要であると日経ビジネスにも書いてますよ (日経と利益相反はありません、あしからず)
そりゃ、カテーテルの世界も世界中で日進月歩ですから論文も確かに英語で書いてます。
でも、でも学会会場でウィンブルドンのセンターコートでテニスのラリーを観戦しているように、丁々発止と英語で自分の言いたいことを他の先生とディスカッションできるか、については全く次元の違う問題です。

海外の先生の発表はスライドを見ながら耳で聞いて何とか内容が把握できる程度、もしくは時々迷子になるリスニング能力ですし、話す能力はそれ以上に難しいです。
昨今小学校でも英語教育を、って文部科学省は言ってカリキュラムにも入ってきているようですが、私は純正日本人で海外留学の経験もなく、帰国子女でもなく、高校時代は通学中の電車の中で単語帳を繰っていたフツーの高校生です。

大学でも論文書くときは時間をかけて辞書を引きながら書いて、添削してもらったりしていました。
そんな僕が英語セッションでコメンテーター・・・。
学会事務局さん、誤解です。
私、英語不得意なので日本語セッションの役割ありませんか?なんてお願いするわけにもいかず、ため息交じりに「承諾します」に○をつけて3回深呼吸して「送信」ってクリックしました。

大学院時代にも論文を書いているときに「英語の勉強、いるかな」と思ったことはあったのですが、夜のお仕事(大学院生は給料なく、学費支払いはあるので当直で働いて糊口を凌がないといけません。最高は月12泊でしたか)や友人との時間(その当直したお金で友人と飲み会)、実験・論文作成などで忙しかったつもりでした。
大学院生の本分が最後にあるところが私の大学院生活を物語っています。

でも思いますに、時間という物は与えられる物ではなく、自分で見つける・創る物です。
医者人生最後のモラトリアムである大学院時代に新しいことを始めておくべきだったのかもしれません。
後悔先に立たず。正にこの言葉がしっくりくる状況ですね。

プログラムを見てみますと御一緒するのは非常に御高名な先生ですし、格好悪くても胸を借りて勉強させてもらおう、と覚悟を決めてしまいました。
そう思うと心は楽になるはずなんですが、まだ気持ちが晴れません(>o<)
御一緒する先生方、許して下さいね。

当科には「英会話」のお稽古に行っている同僚がいます。
忙しい中、時間を作って継続しているのは凄いことだな、と思っていました。
結局、1つのことを始めようとする、日常を送りながら継続することはパワーのいることですよね。

確かにこれから英語は必要ですよね。
今回のことが始めるきっかけにできれば良いのですが、でも英会話教室通ったって1週間じゃあ無理ですよね。
ま、仕方ありません。
今回はベストを尽くして頑張ってくるで皆さんに許してもらいましょう。

あ、そういえば最近ピアノのレッスンに行っていませんでした。
それこそまずこちらの継続を頑張らないといけないですね。
早速先生に連絡を取らなければ。

では皆さん、学会会場での1時間、成功とは言いませんので、無事を祈っておいて下さいね(^_^)

今回のブログ、完全に愚痴と後悔やん。
ま、正直な楠山の心の内、許して下さいね。

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