こんにちは、暑い日が続きます。
皆さん、お元気でしょうか?
先日夏休みを頂いた。とブログでも書かせて頂きました。
2泊3日ですが四国の方に行ってきました。
元々引きこもりの方ですので美味しいモノ食べたいな~、って感じでお出かけしてきました。
淡路島を通過して四国に入りました。
当たり前ですが海の上を走りますと空の色や海の色ってよく見えます。
色々な青がありますよね。
途中でうどんは食べなきゃ、と思っていましたので、ネットで調べてみると色々出てきました。
まあ、スマホって便利だよなぁ、知らない町でも何とか美味しい店を見付けることができるのですから。
で、その行こうと決めたうどん屋さん、お名前は須崎食料品店といいます。
うどん屋さん探していたのに食料品店?って思いましたが、どうやらうどんも食べさせてくれるみたい。
どんなところだろ?と興味津々でナビの言うままに走って行きますと・・ありましたありました。
何か車も多いし人だかりでも見えました。
皆さん食料品店って最近見ますか?
私は夏休み祖母の家に行ったときに食料品であったら何でもそろえているような店に行ったことがあります。
写真のように正に町の食料品店でした。
右の入口から入って店の中を通って食料品コーナーにあるレジに並ぶのですが、その途中にコロッケ・磯辺揚げ・温泉卵・エビフライなんかがトングと共に無造作に置いているわけです。
相当に勘の悪い奴でも乗せながら進みなさい、ということは分かります。
最近、丸亀うどんのおかげでうどんと天麩羅は合うことは認識しているので、食欲のままに乗せていくとレジに到着です。
どう考えても会計のプロとおぼしきおばちゃんが眼で数えてレジを素早く打って、店の外のベンチで頂く。
正に日本のファーストフードここに極まれり、といった感じです。
壁に「醤油は軽く1周で!」と書いていました。
最初は薄いかな、と思ったのですが確かにうどんそのものの塩味を感じました。
コシもあって美味しい。
コロッケ・磯辺揚げもばっちり合います。
そんな昼食を食べながらサービスエリアではお約束のソフトクリームを堪能し宿に着きました。
その宿、安藤忠雄さんが建築した美術館をホテルにした宿です。
最近は少し変わってきたようですが、日本で美術館というとカメラはダメ、遠くから作品を眺めて静かに回って出て行く、というイメージがあると思います。
海外は全然違いました。
若いときにヨーロッパを旅行したときに美術館の中にレストランが普通にあったりします。
そこで分からないなりに食事を食べると美術館故に天井も高いですし、とても綺麗なので素敵な気分で食事を頂いたことがあります。
その思い出があり、その宿に何もしないことを目的として行ってきました。
そのホテル、山の中にあるのですが、入口を入るともう美術館です。
このギャラリー自体が芸術ですよね。
真ん中に椅子が置いてあるのが見えますか?
私、絵がド下手で小学校の時に先生に「楠山、なんで絵が下手なのかな~」って言われて以降自信がありません。
音楽は好きだったのですが、美術は全然。
でも綺麗な物を感じる感覚だけは残してくれていたみたいで、1人でちょっとの時間突っ立っていました。
お食事を頂くところ、ライブラリーも安藤忠雄さんの作品らしくコンクリートが綺麗ですね。
無機質なんですがなぜか美しさを感じますし、朝は噴水で虹が見えます。
上手く言えないのですが、色々綺麗な物があるよりは、何もない方が綺麗に見えました。
Simple is Best. それとも何も無い空間が芸術なのでしょうか?
それ故にある物が美しく見えるのでしょうか?
私達の仕事は音が鳴らない時間はありませんし、色々なことが同時に起こるので非常に雑多な事になることが多いです。
勿論、救急ってそんなもんですし、その混乱した状況から秩序だった状況にするのが循環器内科医のウデの見せ所でもあります。
でも流石にPHSの呼び出し音がずっと鳴り続けていたら消耗します。
もしかしたらその静寂が欲しかったのかもしれません。
いつもの歩き方よりゆっくり歩いている自分を見付けました。
欲しかったもの、何も無い空白の時間だったのかもしれません。
ああ、夏休みが終わってしまいました。
また社会復帰しないと。では、今週も頑張りましょう!