おはようございます。寒い日が続きます。
皆さん、体調はいかがでしょうか?
寒くなってから当院の救急外来は一気に活気づきました。
やはり寒くなると体調を崩す…というのは本当だよね、と実感します。
ある種、病院の風物詩といったところでしょうか。
この業界も、特に救急をやっているところは繁忙期と閑散期の差が大きい部分があります。
先日も申しましたように、この冬は急に寒くなったので忙しさの差が大きかったですね。
まあ、若い連中が救急外来で走り回っています。
ホントは走り回らなくても良いのにな・・。
よく落ち着いて考えるとそこまで走り回らないといけない状況ってそうそう無いんですけどね。
ま、私も5年ぐらいは実験用マウスのようにちょこまか走り回っていたので、成長過程の一部かな、と思って見ております。
そうやって冷静に客観視できるようになったのは、もしかしたら私も少し成長したって事でしょうか。
個人的意見ですが冬というのは医療従事者にとって大切な時期です。
私が循環器内科だから、という部分は多分にあると思いますが、冬は一気に忙しくなります。
春から秋までに身につけた知識・経験を実際の現場で発揮する機会です。
忙しくなりますと、人手の問題もあって今までは誰かと一緒にやっていた事を1人でしないといけない場面がでてきます。
これを「イヤだ~」と受け止めるか「チャンス!」と考えるかはその人次第ですが、やっぱり仕事人を目指すのであれば、これまで培ってきた知識と経験を発揮するチャンス!と考えてくる人は成長します。
冬を乗り越えた当院スタッフがどのように成長しているか、楽しみなところです。
さて、当院の叙景詩みたいなことをやってしまいましたが、私にとっても冬は成長の時期なのですが・・・。
最近この年になって参りますと30歳代のような当直の後に手術しても大丈夫!というどこから涌いてくるか分からない訳わからん体力は少し失われているように思います。
勿論、年を重ねるということは自分に起こる変化を徐々に受け入れていくことかな、といろんな患者さんとお話しているうちに感じる事です。
20年弱診せて頂いている患者さんもおります。
1年に1回程度、検査でお目にかかるのですが、その時に強く思う事です。
医者と患者って一緒に年を取っていくものなんです。
1年に1歳年を重ねる、これは誰も平等です。
少し体力のピークを過ぎたことを認識したということは、まだもう少し救急やカテーテルもできるとは思いますが、次のステップも考えていかないといけない時期なのかもしれません。
とはいえ、社会人として医者しかしておりませんし、そこまで器用ではないので、医療界から離れることはできないように思います。
そうなるとできる稼業は自ずと限られ、教育とか医療システムの問題に進んでいくことになるのかな・・と漠然と思ったりしています。
それにこんな奴がずーっとカテーテル検査室にふんぞり返っていても、ね。
早く私が「この先生ならボクがカテーテルをしてもらっても良いかな」と思える人にバトンタッチしたいものです。
それまではカテーテルも謙虚に自己研鑽を積んでいかないといけないですね。
初めて数年のような急速な成長はないにしても多分もうちょっとは上手くなれるようには思っているのですけど・・・。
ウーン、文章にしてみると私、結構進路で揺れるお年頃なのかもしれないですね。
今日、12月27日は所用でお休みを頂いております。
ちょっとスキマ時間にお飾りを玄関に飾ってこなきゃ。
仕事は12月31日の日勤までで終了。
年始3日間は少し休ませて頂こうと思います。
今年も色々な事がありました。
勿論、皆さんにとっても色々な事があった1年であったと思います。
今日は気持ちよい冬のお天気の日です。
来年は皆さんにとって良い年でありますように。
今年もブログにお付き合いいただきありがとうございました。
写真は年末の行事オンパレードです。
子供の時、なんでこんなに年末年始にイベントが重なっているんだろ・・って思いませんでした?
あとは葉が少なくなった木の間から見える青い空と朝の自動車のフロントガラス、これで出勤は数分いつも遅れますよね。
これらも冬の風景でしょうか?