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糖尿病内科

診療科紹介/診療内容

糖尿病は20歳以上の方で「糖尿病が強く疑われる者」は1000万人、また「糖尿病の可能性が否定できない者(糖尿病予備群)」も1000万人と推定されています。40歳以上で考えると、およそ5人に1人の割合で糖尿病の疑いのある方が存在するという現状です。

また、小児でも1型糖尿病だけでなく、肥満を契機に2型糖尿病を発症するお子様もいます。

 

糖尿病の治療目標は「健康な人と変わらない寿命の確保」から「健康な人と変わらない人生」へと進展しました。そうする為には、血糖、血圧、脂質代謝の良好なコントロール、適正体重の維持、禁煙の遵守を行う事で糖尿病の合併症である細小血管合併症(網膜症・腎症・神経障害)および、動脈硬化性疾患(虚血性心疾患・脳血管障害・末梢動脈疾患)の発症・進展を阻止し、健康寿命の確保を行い、最終的に健常者と変わらない人生を目標として掲げております。大切なことは、血糖だけをただ診るのではなく、その生活背景や併存症、患者さんの性格など、全体像を把握し各々にあった治療を行うことです。

 

治療について

当院は糖尿病認定教育施設にもなっており、糖尿病療養指導士として看護師2名、管理栄養士1名、薬剤師1名が在籍し、一人ひとりの患者様に対し、多職種による包括的な介入を行っています。看護師、管理栄養士、薬剤師から個別性のある患者指導、特定患者によっては24時間リアルタイムで血糖が確認出来るリブレによるAGPレポートから治療・患者指導を行い、患者さんの日常生活に併せた指導を行っています。

 

 

指先を穿刺せずにグルコース値を確認できる持続グルコース測定(CGM)

 

近年、糖尿病治療薬は目まぐるしい進化を遂げており、一昔前よりその治療選択肢も広く、専門性が上がっています。治療薬の選択も大事ではございますが、一人ひとりの患者様の社会的背景を把握し、寄り添った医療を提供する事が肝要です。

また、急性期管理として術前糖尿病患者さんや高血糖緊急症(糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖状態)にも入院対応しており、循環器内科、腎臓内科、消化器内科、脳神経内科、脳外科、眼科もあり糖尿病の多様な合併症に対する治療・精査が速やかに行えます。近年は保存的な肥満症治療も行っていますので、BMI27以上の肥満があり健康障害(糖尿病や高血圧症、脂質異常症)を生じている例がありましたら、ご相談頂けたらと思います。

医療関係者の方へ

当院では糖尿病の専門外来を10年以上しており、下記に当てはまる症例がございましたら、お気軽にご紹介頂ければと思います。

・初診でHbA1cが10%を超えている。

・食事療法がある程度なされていてもHbA1cが8-9%以上続く。

・認知症が進んだためか、食事療法や内服が十分に出来て困っている。

・経口血糖降下薬を調整しても一向にHbA1cが下がらない。

・注射製剤(インスリン、GLP1アナログ製剤)を導入したが必要量がどんどん増えていく。

・リブレ(血糖持続的モニタリング)を導入してみたいが、いまいちよくわからない。

1型糖尿病含め、強化インスリン療法の調整がうまくいかない。

・糖尿病歴が長く、細小血管合併症(神経障害・網膜症・腎症)の進行が強い。

・動脈硬化リスクが高く、大血管症の精査を行いたい。   

・糖尿病はなさそうだけど、肥満症のおそれ(BMI27以上で高血圧、糖尿病、脂質異常症が当てはまる)がある 等々

 

関連診療科

重本 亮

部長

シゲモト リョウ

重本 亮

専門分野:

糖尿病・内科一般

専門医 etc:

  • 日本糖尿病学会専門医・指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本内科学会認定医
  • 厚生労働省認定卒後臨床研修指導医
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