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ピックアップ Pickup / Column

松村Dr

究極の低侵襲手術 パート3

 こんにちは。ツカザキ病院 整形外科 松村です。

 暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?本日は久しぶりに手術のお話、『若手整形外科医のCASUAL BLOG』で数回お話させて頂いている、大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術、上方アプローチ(SA)のお話です。
 
 先日、誕生日を迎えこのブログタイトルをいつまで続けていいのか不安になってきました(笑)下の先生が入った時点で若手から中堅に変えてもらいます(笑)
 それはさておき、この上方アプローチ(SA)という手術手技をはじめてから一年以上過ぎました。症例数も増え、手術手技としても安定してきております。手術時間は当初は筋肉を切らない為に、非常に狭い視野での手術になりますので1時間30分程度かかっておりましたが、先日はこれまでの最速記録29分で手術を終えることができました。手術は早ければ良いというわけではありませんが、手術時間が短いことでやはり創部感染を起こすリスクも減りますし、出血も少ないので患者さんにとって非常にメリットがあると考えられます。また通常の人工骨頭置換術の手術手技では術後の脱臼リスクがある為に、禁止肢位(やってはいけない動作 例:しゃがむ時に膝を内側にむけてはいけない など)が存在しますが、このSAでは術後の禁止肢位がない為に患者さんの日常生活における不安感も軽減されるのではないかと思います。

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 まだまだ未熟な私ですが、先日人工関節と関節痛の情報サイト『関節が痛い.com』からこのSAの件でインタビューを受けることになり、現在掲載されております。数々の教授や有名な先生が載っている中、非常に恐縮ですが、SAの手術方法など詳しく載っておりますのでこちらの方もご覧ください!
『ツカザキ病院ホームページ、整形外科 医師紹介』の欄からサイトにアクセス可能です。

 そして外来の前にもどかーんとでっかいポスターを2枚も貼らせて頂いております(笑)ハンディサイズのお渡しできる分も用意してありますので必要ありましたら、外来にてお声掛けください!

 そして最近はこのブログを読んでくださり、色々とブログ内容を読んで相談されることが多くなってきています。特に「先生、葛根湯ください!」なんて言われることが多くなってきて、私と同じ葛根湯信者が増えてきていて嬉しいです(笑)

 このブログで少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです!
これからもよろしくお願いいたします。
何か描いて欲しいテーマありましたら、またお声掛けください!
ではまた!

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