こんにちは。鬱陶しい日がやってきました。
今年は梅雨入りがかなり遅かったと聞いています。
入院してきた患者さんに「足元悪い中、大変だったでしょう?」とお話しすると、患者さんに「いやいや先生・雨が降ってもらわんと、田んぼも畑も大変だ」と言われました。
確かにその通り。
通勤・通学・通院をする立場から見れば、梅雨は大変な物であっても農作業をする方々や水に関わる作業をする人、あと紫陽花にとってすれば、非常にありがたい物です。
一つの物でも色んな見方があることはみなさん御存知の通りです。
今日はちょっと変わったネタでお話ししてみようと思います。
皆さん、バンクシーって御存知ですか?
最近、少し報道でも落ち着いてきましたね。
有名になったのはサザビーズでオークションにかかった絵画が競り落とされた直後にシュレッダーみたいに切られてしまったことや東京都の水門に書かれた絵画でしょうか。
サザビーズで1億5000万円で落札した瞬間に「ジャジャジャジャジャ・・・」と絵画がシュッレダーされてしまったらどんな気持ちがするでしょう。
ま、私なら卒倒は間違いなく、生命の危機に直面していると思います。
ええ、循環器内科医が申しますので間違いはございません(笑)。
ただ、額縁と額縁にぶら下がっているシュレッダーされた絵、これはこれで芸術なのかな、とも思います。
ついつい私は音楽もバッハが好きですし、結構古い考えを持っている人間です。
ですが、ピカソだったと思いますが、芸術自身が創造的と破壊的は表裏一体ですもんね。
少し調べてみるとそのバンクシー、自分の絵画が売買されるのを好んでいないようです。
そうなるとオークションは所謂「競り」ですから競り落とされた瞬間に作品を破壊するとはウィットに富んだやり方ですね。
私にはとてもお洒落に思えました。
でも・・もしかしたらバンクシーの思いをそこまで読んでみるとシュレッダーされた方が絵画そのものの価値が上がるのかも知れないですね。
さてその時、バンクシーはどこにいたんでしょう?
皆さん不思議に思いませんでしたか?
多分、作品制作段階でシュレッダーの仕掛けはされているはずですし、スイッチを押さないとシュレッダーはできないはずですよね?
ということはサザビーズの会場内にいたのでしょうか?
その人はお客さん?サザビーズの職員だったんでしょうか?
更に踏み込んで考えると・・・。
バンクシーって特定の人物なんでしょうか?
だって世界中に出没していますよね。
僕の勝手な想像
ぐだぐだと色んな事を言っていたとしても関係ない事かもしれませんが、バンクシーの正体を明らかにする事が目的ではないのです。
こんな事を想像しながら絵画を見たり、想像の世界で遊んでみるのも悪くないと思いませんか?
人間の特権は夢を見ることができることです。
バンクシーは今のまま正体不明のバンクシーさんであった方が良さそうですね。
だってそちらの方がロマン有りません?
意外でしょうが、結構私、ロマンチストなんですよ。
蒸し暑い日が続きますね。ごきげんよう。