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ピックアップ Pickup / Column

楠山Dr

姿勢について

こんにちは。今日の朝は少し冷えた気持ちよい空気でしたね。
このまま春になってくれれば良いですね。
今日のお題は「姿勢」です。
別に人生生きていくための姿勢とか臨床スタイルに関することを議論しようとしているわけではありません。
気楽に読んでくださいね。

春と言えば気候も良いので元々秋と共に学会シーズンです。
コロナ騒ぎが起こるまでは学会は少し日常から離れて自分が発表したり、興味ある分野の講演を聴講したりして知識をつけ、友人と再会して楽しむ、という非常に多目的に様々なことをしないといけないある種忙しいイベントでした。

しかしながらコロナウイルスのせいで学会・研究会は完全Web開催、もしくは座長と発表者と人数制限された参加者は会場に来てソーシャルディスタンスを保って発表して同時にWeb でも放映されるというハイブリッド開催がメインになってきました。

私もWeb 開催でお話しすることがほとんどになってしまいました。
始まった当初は色々と「ブチブチ」言っていたのですが、少し慣れてみると意外と便利だな、と思うこともあります。
以前であれば会場まで行く移動時間や出勤の時にスーツを忘れないように・・・
など色々と考えないといけなかったのですが、最近ではぎりぎりまで仕事をして時間になると、パソコン開いて「こんにちは」ってできます。

しかも最近ではクールビズと言われておりましたが、学会でなければカテ着で出てきても失礼には当たらないような感じです。

ただ、何となく何か違うんだよな~、という感触はまだ残っています。
多分、近日前世紀(私、生まれは1900年代ですから)の異物、ではなく遺物として処理されるかもしれません。

Web開催で笑えるのはトラブルでしょうね。
先日の経験ですが、講演会を再生だけして参加履歴だけを残すという禁じ手があります。
その方、多分電車に乗ってしかもマイクをオンにされていたんでしょうね。
講演会中にどう考えてもJR西日本の放送が入ってきました。

医療業界のみならず色々Web会議での事故は聞くのですが、流石にこれはちょっと趣無し、ですよね。
参加しているフリは本人の問題ですので許しますが、他人の発表に迷惑をかけてはいけません。
しかも御本人は気付いていないようで繰り返しJRの放送が入るんですよね・・。

そんなこんなはありますが、物事は一長一短、何となくWeb開催も良いな、と思っていた今日この頃ですが、先日久しぶりにハイブリッド開催ということである研究会でホテルに行ってきました。
勿論、Webでの放映もありますから会場は定員の半分までと言うことで閑散としていますし、座長や演者はよく記者会見であるアクリル板が張り巡らされています。
聴講席とは10m以上はあいていました。

でもホテルに行く前には背広に着替えますし、移動時間にスライドを確認しながら講演の構想を練ったりします。
会場に着けば控え室でマスク姿とは言え、座長の先生と挨拶の後、お話もできます。
しかも座長の先生、いとこが姫路においでだそうでモノレールが走っていた時期のお話も伺い、姫路ネタで盛り上がります。

いざ会場に入ってみるとやっぱり違いました。
スーツも着ていますから自分でも不思議なことに良い緊張感はあります。
以前と違って会場は閑散としていますが、きっちりした会場・雰囲気では発表するときにもやる気が出ますし、何よりもWeb開催と違うのはお話をさせて頂いていても、会場内で座長の先生・聴講している方との一体感を感じることができました。

私がお話しさせて頂くときに気をつけているのが、聞いている皆さんがどう思っているかです。
ほら学生時代の講義・授業で催眠光線を放つ授業を経験されたことは無いですか?
あれって聞いている人が興味を失ってしまったり、話している内容は良くてもスライドや口調が夢の国に誘ってしまうのではないかと思います。

私は自分の発表の出来不出来を測るのには、聴講されている皆さんの顔つき・姿勢・夢に国に行かれた方の割合で測っています。
更に講演が終わった後、最近、感染対策もあり情報交換会はありませんが、質疑応答の後に近づいてきて会場の皆さんがコメントして頂けるのであれば、お話を聞いて頂けたんだな、って思えますよね。

これですよ、これ。Web開催に違和感を感じていた部分は。
結局、人間のコミュニケーションは非言語的アプローチが約70%と言われています。
Web
で相手の顔を見ることはできますが、人が持っているオーラまではインターネットを通しては感じることができないのでしょうね。

講演が終わって帰宅している途中ですが、久しぶりに心地よい疲れを感じました。
これもWeb講演では経験できない良い講演会に出た時だけに感じる充実感ですね。

いつか人のオーラも伝えることができるWeb会議システムができるのでしょうか?
その時まではまだ人に実際に会う講演会は必要なのでしょうね。

途中で春を見つけました。
もうそこまで春が来ているのですね。

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