ピックアップ Pickup / Column
懐かしいお店
こんにちは。お元気でしょうか。
今日はとてもお昼は暖かい日和でしたね。
今は19時30分です。夜になると少し底冷えがしてきました。
昼間の服装だと風邪を引いてしまいそうです。
皆さんも体調には気をつけてくださいね。
去年の4月から月に2回ほど大学の方に行ってカテーテル検査室で一緒に大学の先生方と勉強させてもらっています(ちょっと今年に入って少し休まざるを得ませんでしたが)。
最初は去年のこれぐらいの時期に突然母校の方からお話を頂いて「この年になって・・」と思って最初は冗談かと思っておりました。
でも本気のお誘いで最初は「ジェネレーションギャップでハミゴになったらどうしよう」とか不安に思って「登校」を始めました。
この話は次回に譲りたいと思いますが、やはり母校と言うのは不思議な物で、卒業してから長い時間が経っていたとしても懐かしく、不思議な愛着があるものです。
皆さんは母校にどんな思い出がありますか？
学生時代の友人、先生の思い出、学業のこと、クラブの思い出、等々色々あると思いますが、やはり学校周辺の食事をする店、飲み会をした店、という事に関しても非常に愛着がありますよね。
いつもはせわしなく病院を出て大学に向かいますので、お昼ご飯は乗換駅でのマクドナルドやラーメン屋さんに入って(すいません、当科の患者さん。毎日そんな食事をしているわけでは無いので御容赦ください(>_<))、ひとりぼっちで店のすみっこでエネルギー補給(敢えて食事と言いません)をしてから大学へ向かっておりました。
先日、大学での所用もありましたのでいつもより早く出ましたところ、少し時間ができました。
大学で研究をしているわけではありませんから、カテーテル検査の午後の開始時間まで少し時間があります。
この状態ですので友人と会食、という訳にはいきませんので、お昼ご飯を食べるお店を探しながら母校周辺を散歩することにしました。
実は私の母校は天王寺にあります。
皆さん御存知のように「あべのハルカス」って高い高層ビルがある町です。
私の学生時代は勿論、町ではありましたが非常に庶民的なターミナルの町でした。
大学周辺もすっかり再開発されていてとても綺麗になっています。
町が綺麗になることは嬉しいのですが、あのちょっぴり薄暗いけど安心感のある雰囲気は大学周辺にありません。
休講になると時々行っていた喫茶店やお好み焼き屋さんの方にいつの間にか足が向いていました。
するとちょっと写真のようなよく高架下にあるようなお決まりの落書きを見てちょっと安心して歩いて行きますとありました！
昔に比べるとお店が閉店しています。
でもこの商店街の感じなんですよ。
ワクワクして歩いて行きますと、ありました、ありました！
「はやし」です。
この店先に生ビールの樽が置いてある感じも何も変わりません。
ドキドキしながらお店に入ってみますと小上がりの席とテーブル席、カウンターの配置も変わっていないじゃないですか。
よく友人と小上がりの席に落ち着いて、お好み焼きや野菜炒め、オムそば・・を頼んでシェアしていたんです。
ドキドキしながらカウンターを見てみるとご夫妻ではなく、初めてお目にかかる大将になっていました。
ま、そうですよね。大学院卒業してから16年ですからスタッフも変わります。
「なにしましょ？」と言われ、反射的にいつもの「ブタモダン大！」と言いそうになりましたが、ウエストライン・最近の食欲を鑑みて「ブタモダン」と弱気な注文となりました。
待っている間店の中を見回してみるのですが、懐かしいですね。
水はセルフサービスでコップも大小混じっています。
メニューも見てみたのですが昔と変わっていないんです。ありがたいですよね。
18歳から大学卒業までお世話になってきたお好み焼き屋さんです。
友人のことを思い出していたりすると「はい！」って鉄板にブタモダンが滑り込んできました。
全く変わりませんね。
やっぱり「大」にしとけば良かったか・・とちょっと後悔しましたが、当院栄養科が眉を顰めそうですがマヨネーズをたっぷりかけていただきまーす！
一口食べて「うーん」って感じです。懐かしい。
キャベツのおいしさ、そばの感じは全く変わりません。
当直中に先輩が差し入れてくれたりすると復活して仕事やる気が出たものです。
あっという間に食べ終わり「ごちそうさま～」って言うと「520円」です。
これまた何も変わっていません。
顔つき、考え方、体型(>_<)、人間関係?! などなど時間が経てば変わる物もありますが、「はやし」の様に変わらない物があることって大切ですよね。
その「はやし」から大学に帰るいつもの道を通って帰りました。
ちょっとしたタイムスリップのお話でした。
皆さんは何か心の故郷となるものって有りますか？
また良かったら教えてくださいね。
