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ピックアップ Pickup / Column

楠山Dr

不思議な物

晩秋の雰囲気になってきました。
お元気でしょうか?楠山です。
通勤していても紅葉が急に進み秋から冬に変わろうとしているのがよく分かります。
漸く「衣替え」を考えることができるようになってきました。
衣替え、101日からが普通ですが実は暑くって夏用の背広を10月まで着ておりました。
ちょっと秘密の話です。

さて、先日秋らしくなったなぁ~と車を走らせておりました。
みなさんは通勤の時間は何をされていますか?
私にとっては通勤の時間は独りで考え事をする大切な時間です。
通勤中は概ねまっすぐ前を向いて運転していますが、頭の中で考えていることは・・・
「今日は何しようかな~」とか「今日のPCI(カテーテル治療) の戦略は・・」とか「この書類書かないといけないな・・」とか「○○、しばく(--#)」等です。
最後は冗談ですがその日の大まかな予定や手術戦略を考えていることが多いです。
それでも車窓ぐらいは目に入りますし、信号で止まったときはリラックスもします。

そこでふとあるお店に目がとまりました。
世の中にはお店はたくさんあります。
しかし私の目がどうしても違和感・不思議な物として認識し目が離せなくなったお店があります。
それがこの写真のお店です・・。

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御存知の方もいらっしゃるかもしれません。
お分かりになりますでしょうか。
無人店は古くは田舎の道端にある農家の方がされている野菜直売所、最近では人手不足のために実験的でありますがコンビニもあるそうです。

ただこのお店は違います。
餃子です!餃子ですよ、違和感感じるのは私だけでしょうか?
普通、餃子は中華料理屋では最初に頼んで酢豚や焼きめし、ラーメンが来るまでに状況が許せばビールと共に食べるのが普通のはずです。

学生時代、バイトの帰りに餃子屋さんに行っても唐揚げなど他の料理はありました。
確かにお家ではメインディッシュになることもあるでしょう。
でも、店頭で餃子のみを無人でしかも何故24時間営業をするか。

更にお店の入り口の地面に胡蝶蘭がわざとらしく置いているところがとてもコワい。
お花、見るのは嫌いではありませんが、胡蝶蘭が無人店にひっそりと置いているのはある種の迫力があって違和感があります。

人間もお花も周りの環境に合う合わないで評価が変わるのかもしれませんね。

その近くに用事がありましたのでその店の写真を撮ってきました。
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1000円ですから大学時代の飲み歩き経験から一口サイズの「ぱくぱく」食べることができるタイプの餃子だと思われます。
実は自信が無くて店に足を踏み入れることができなかったのですが、冷蔵庫に無造作に餃子のトレイが置かれているところを考えると、お客さんを信じて自己精算のシステムでしょうか。

しかも「育てる餃子」としてポリシーが扉に書かれており、ある種の覚悟?を感じます。
ただ、私のイメージがつかないのは、どんなお客さんが買っているのかです。

小さな子供の手を引いたお母さんが「今日の夕飯は餃子にしようね」と言いながらほのぼのした雰囲気なのか、それとも独身男性がコンビニで買ったビールを片手に無造作にお金を払って買っていくのか、また誰がどうやって商品を管理しているのか・・・考えれば考えるほど想像力が膨らみました。

じゃあ、お前買えよ!と言われそうですが、喫茶店に1人で入ることはできますが、無人の餃子専門店に入る勇気はどうしても出ませんでした。
コレで機械の声で突然朗らかに「いらっしゃいませ~」って言われたら、あまりの違和感に怖くなって足がすくんで動けなくなりそうですもん。
首を横に振って謎に包まれたままその店の近くを後にしました。

皆さんはどう思われます?なんか不思議な感じしません?
ほんと世の中には不思議な物があります。
しかも通勤途中に見つかるなんて、これからもう少し車窓に興味を持ってみようと思います。

そうそう、以前花の事で書いておりましたら、
「昼に咲いていてもあれは朝顔だと思う」と教えて下さった方がいました。
また御感想・御意見・この営業形態に関する知見など有りましたら教えて下さい。

なんかよくわかんないブログになっちゃいましたね。
ま、こんな回も良いでしょう。皆さん、ごきげんよう。
寒くなってきましたので体調には十分気をつけてくださいね。

最後に付け加えておきますが・・・この餃子店からお金もらって営業しているわけではありませんので!

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