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ピックアップ Pickup / Column

楠山Dr

新年度のある一日・・・

こんにちは。楠山です。
お元気でしょうか?またもや新年度が始まりました。
その日も同じであるはずですが、やっぱり区切りの日。
ちょっと気分は変わりますね。

いつもの朝の回診が終わって医局に帰ってきますと、初めて見る顔の先生もおいでです。
当科も新しく3人の先生をお迎えしたので、何か新鮮な気分がします。

「姫路にようこそ!」と挨拶を済まし、回診後のコーヒーを飲んでいるといつもと医局内の雰囲気も違いました。
なんか活気のあるせわしなさ、という感じでしょうか。
医局秘書さんが新しく赴任された先生の机やロッカーの場所を案内していたり、名札用の写真を撮っていたり・・。
空港で時間待ちをしている時に感じる良い意味でのせわしなさを感じました。

なんか新しいことに向かうワクワクした感じでしょうか。
同じツカザキ病院 循環器内科、という名前であったとしてもメンバーが違えばどうしても雰囲気は変わってくるはずです。
今年度はどんな感じになるのでしょうね。私も楽しみです。

さて、そんなことを思いながら1週間が経ちました。
まだたったの1週間でありますが、私が感じたのは・・・「忙しいな・・・」です。
別に昨年度ヒマでお茶を引いていたわけではないですが、今年度のスタートは忙しかったです。
今年の41日は土曜日ですので新しく赴任された先生とオリエンテーション代わりにお茶を飲み、終了でした。

ところが、実質仕事始めの43日、外来をやっていても緊急入院になる人がいたり
「彼、何してるかなぁ~」って電話してみたら
「今、3人ぐらい救急外来に患者さんが居て、1人は心筋梗塞で・・・・」
なんて事を言い出すじゃないですか。

これ、結構大変なんですよ。
病院変わると仕事変わる、って感じで、病院のカルテのシステムは違いますし、点滴・薬剤・我々でしたら中心静脈カテーテルのモデル、血管造影の部品が変わります。
カルテ記載や指示出しなどの事務的作業は変わるし、いつもと違う機材、そして気心知れた仲間は居ない・・・これは結構ストレスです。

更に救急外来で患者さんが3人いるとなると、結構しんどい。
他の専攻医の先生も手伝ってくれて、上の先生もいるようなので安心しましたが、このようなちょっと循環器内科医冥利に尽きるような場面を複数回、既に聞いたり見たりしています。
循環器内科、寒暖の差が大きな4月ぐらいまでは意外と忙しいことが多いのです。

今年のみんなもガッツがある様で「大丈夫です!」と言ってはくれますが、流石に赴任早々は大変そうなので「この患者さんは、先生に頼むわ・・」と業務をちょっと振り分けたりしておりました。

そんな感じで1日があっという間に過ぎて2週間目といった感じです。
ふと休みの日に上を見上げたときに見た満開の夜桜ですが、次に気付いてみればその桜も葉桜になっておりました。
何年か前ですが夜桜を見ると私は何となく、心がざわめきます。
陽の光の中で見る桜とイメージが異なって見えるからでしょうか。
昼の桜は明るく綺麗、夜はやや妖艶といった感じでしょうか。
これってギャップ萌え、ってヤツでしょうか?(^_^)

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生来、ちょっと根暗の「趣ある」男ですので、日常の中にちょっと風情を感じることもありますが、この業界、電話の音で高尚な文学的時間は一瞬にしてあっさりぶっ飛びます。
1月は行く、2月は逃げて、3月は去る」という言葉がありますが、当科は4月もまあまあ日にちが飛んで行っているようです。

そんな感じで最近1日が過ぎていきます。
院内にも新入職員の方でしょうか。
見慣れない顔を見るようになりました。
どんな時でも新しい環境に慣れるのは大変であると思います。
でも反対に言うと、心機一転のチャンスとも言えます。
早く新しい環境に慣れて頂きたいですね。

さあ、今年度も頑張っていきましょう!ボチボチね。

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