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ピックアップ Pickup / Column

楠山Dr

また春が来ました

おはようございます。楠山です。
週末は生憎の雨です。先日は雹が降っていましたね。
雨かと思って駐車場の車まで走ったのですが、痛かったので気付きました。
更に車が「バチバチ」いっていましたもんね。
あの日は寒かった。

変わって今日のこの雨は普通の雨です。
この雨で春が近づいてくれば良いのですが・・・と思って外出していますと桜(でいいですよね?) が咲いていました。

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趣無き男ですので草花に詳しい知識を持っていませんが、花の形と色から勝手に桜と思っています。

その日、新聞で高知かどこかで桜の開花の記事がありました。
家の近くでも開花してるよ、と心の中で呟いて駅へトコトコ急いで行きました。

もう桜が咲いています。
皆さんの所でも感じていらっしゃると思いますが、年度末は非常にせわしなくなります。
私達の科でも人の入れ替わりがあります。
外来のスケジュールや救急当番の変更など実は細々したことはありますし、患者さんの引き継ぎもちゃんとできているかを確認する必要があります。

更に国家試験の発表もありました。
有難いことに当院に来る予定であった先生方は全員合格されたとの噂を聞きました。
多分、先生方(試験を通った瞬間に「先生」になります)もホッとしていることと思います。
私達の職業はどうしても資格が必要となります。
当院を選んでくれた先生方のことは気になって当然、正直私達もホッとしました。
先日廊下で久しぶりに会った研修担当も安心した顔をしていたように思います。

多分、転勤する皆さんもこちらで仕事を始める皆さんも引っ越しなどでせわしない日を送っていることと思います。
新しい生活は色々大変かと思いますが早く慣れると良いですね。
転勤の話はこれまでも何回かしていると思いますので割愛。
私の話をしても面白くないでしょ。

今年に入ってから何故か日常に流されていますが前のブログでも書きましたように区切りは大切です。
研修医の先生や専攻医の先生を見ていますと面白いですよ。
それぞれ1年前と比べるとそれぞれに成長している跡が見えます。

だって検査のカテーテルを教えていた先生が今では私とある程度の所までは手術をすることができるようになっていたり、いつの間にか自立して救急なんかをしっかり回して後輩の学会抄録を指導していたりする先生もいます。
新年度になるとどうしても組織が変わるので、またちょっとずつ役割が変わってくると思います。
その役割に自分を合わせていくことも大切な仕事だと思います。

学生から研修医、研修医から専攻医(研修医が終わって専門を決めている3-5年目の先生) と役割が変わる人達がいます。
これは大きめの区切りです。

上手く言えないですが、自分のやっていることを無理に変える必要は無いですが、自分の役割が変わったことを上手く使って、社会を見る観点であったり、自分の仕事のやり方を少し振り返ってみて、新たな観点を得る事ができれば成長の機会になるのでしょう。

ほら、世間でも出世してあの人は成長したね、とか聞いたことはありませんか?
勿論逆もまたしかりです。
人間は自分で成長することが大切とありますが、人と出会ったり、環境が自分を育ててくれるチャンスになることもあります。

そのチャンスを自分のものにするか、回転寿司のように自分の目の前を流れていくだけにするかはその人次第、そのアンテナはちゃんと磨いて「ピン」っと立てておきたいものです。

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写真はその時の桜です。
雨にも負けず一生懸命咲いていました。
花びらから水が落ちるところを撮りたかったのですが・・・。
写真って一瞬を絵にする物ですね。
難しいです。

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