こんばんは。雨が降っています。
先日は雹でひどい目に遭いましたが、今日聞こえる音は好きな夜の雨の音です。
落ち着きます。
ブログも早いもので約7年間続いています。
そうなると昔書いた内容と同じだとダメだよね、と思って見直すときもあります。
でもよく考えてみるとブログってその時その時の自分の思い・考えを書くものですから何年か経って知らない間に同じテーマで書いている、というのも趣あることかもしれないですね。
ま、徒然なるままに・・・と書き出したブログです。
あんまり深く考えずに書くことにします。
さて、今回は音と舞台裏です。
音に関しては時々書いていると思います。
多分、私は少し聴覚については他の方より自信があります。
元々ピアノを習ったり学生時代はオーケストラに没入していたからでしょうか。
今ではカテーテル検査室や救急外来では心電図モニターを「耳で見る」ことができるようになりました。
「コイツ、おかしい」と思われるかもしれませんが、循環器内科医に聞いてみてください。
多分、大部分の医師が循環器内科医としての普通の素養である、と答えると思います。
だって、心電図見ますけど、ずっと見ていたらカテーテルできないですもん。
ま、変な話はここまでにして、先日のお話です。
先日研究会で大阪に出かけておりました。
その日は朝一番のセッションで役割をいただいておりましたので、時間に余裕を持って出て、会場近くで珈琲を飲むことができました。
朝の珈琲を買っていると、店の外で「ぺったん、ぺったん」という音が聞こえました。
店の外を見てみると相撲の地方巡業でしょうか。広場に土俵を作っていたんです。
大阪駅北のナレッジキャピタルで珈琲を頂きながらその作業を見ていたのですが、動画のように相撲とは縁が無いような広場に土俵ができていくのを見ると不思議な感じがしました。
土俵って文字通り土でできているんですよね。
体重のあるお相撲さんがコンクリートや板場でこけるよりは安全なのでしょうけど、しっかり道具を使って踏み(叩き)固めていました。
申し訳無い事に私は相撲には興味がなく、土俵をこんなに間近で見たのは初めてです。
ニュースで相撲を見ますが、その為にはこうやって土俵を作る人がいて、プロの仕事をしているように見えました。
甲子園のグラウンド整備の方もテレビで見ましたけど専門家ですし、オーケストラもステージマネージャーってあるんですよ。
私、学生の時にやらせていただいていましたが、ステージマネージャーも舞台設営・機材の発注や調整・客演のアテンダント・予算立案と処理・お客さんの対応・時間管理など非常にやり甲斐のある裏方です。
多分、土俵を作っている方は土の状態なんかを見ながら固めていたんでしょうね。
非常に規則正しいですが、お相撲さんが四股を踏んでいるようにも聞こえました。
重い2人が動き回るわけですから、土も固めておかないと崩れちゃいますよね。
まだ朝で人も居ないので、静かな中に土を叩き固める音は不思議と心地良い音でした。
なんか煩悩や悪い物が逃げていきそうな神秘的な清々しい感じですね。
相撲でも野球でも舞台でもカテ室でも色々な仕事をしている人がいて成立しています。
どうしてもカテ室では医師が主役と思われがちですが、特に心臓のカテーテルは色々な専門家・サポーターがいないと成立しません。
患者さんが入る前のカテ室も静かに準備するという意味では似たような雰囲気ですね。
あの時間、僕は結構好きなんですよ。
大阪で珍しい音を聞いたのでご紹介してみました。
皆さんは生活の中で音を感じることはありますか?
通勤・通学という決まった中でも面白いことあるかもしれないですよ。