
こんばんは。今回はとても文学的な題名にしてみました。
日が暮れるのが早くなりましたね。
9月も末ですから当たり前なのでしょうが、帰宅するときに季節を感じる頃ですね。
さて、今日は連休なのですが、私達の業界ではカレンダーはあまり関係ありません。
心筋梗塞や心不全には「働き方改革」はありませんし当然の如くヤツらはカレンダーなんてものは知りません。
ということで現在、オンコールをしているわけですが、オンコールって束縛されている、って思っていらっしゃる方もいるようですね。
一応、当科のルールでは姫路市内にいること、酒は飲まないこと、2つです。
後は何をしていようと構いません。
もし緊急カテーテルが必要になると電話がかかってくるだけです。
考え方が古いと言われたらそこまでですが、慣れてしまうと「呼ばれなければ、お休み」という考え方になります。
考え方を変えれば、お酒を飲まないのでアルコールが好きな方には「休肝日」になると言えますし、呼ばれなければ姫路市内で買い物をして、レストランでご飯を食べていても良いのです。
ただ、当直中のラーメンの出前と同じく、オンコールの日にフランス料理はオススメしません。
だってフルコースの途中で呼ばれたら人生終わった・・、位のショックは受けるでしょう。
でもマクドナルドであれば全然問題ありません。
コロナ禍以降、テイクアウトに関しても進んで、中華料理屋で持って帰らせてくれたこともあります。
(その日はチャーハンとその他でした)
今まで一番「嗤って」しまったのは、土曜日当直明けの昼下がり、行きつけのマッサージ店に漸くたどり着いて処置台?ベッド?に仰向けになって、足つぼから始まって少しして携帯電話が鳴ったときでしょうか。
このときはお店の方(付き合いは10年以上で私の仕事知ってる) も何とも言えない哀れみの眼で見てくださいました。
一番凝っているところを少しだけしてもらって出動です。
あれは・・悲しかったな~。
すみません、ちょっと思い出してぼーっとしておりました。
ま、そんなこんなでオンコールには様々な物語があります。
でもマイケルクライトンの「ER」みたいで格好いいじゃまいですか 。
(今はみんなそんなこと思わないんでしょうか? おっさんの独語です)
何のかんのいっても医者って職業は人間くさい技術職ですので、予想しないことは起こりますが、それを乗り越えるのがやり甲斐ですよ。
結構、語ってしまった。
今の時代・・と言われることが良くあります。
受け入れはするのですが、どうしても命を扱う職業ですので、パイロットと同じぐらいの厳しさがないと私達の仕事も危ないような気がするのです。
パイロットは資格維持のためにも厳しい基準・訓練があると聞きます。
だから皆さん飛行機に安心して乗るのです。
医者も同じ観点で働かないと、と個人的に思います。
皆さんが搭乗する前には航路の確認、機体の確認など沢山の仕事があると聞きます。
私達が見えるのは搭乗してから降りるまでですが・・。
我々でしたら、術前のチェック、手術の目標・方法の確認、緊急時の対応・備えなどに当たるでしょう。
医療安全って確か航空業界の安全対策からきていたように思います。
ほら、燃料をいくら積んでいるか知らないとか、航路の気象情報を見ていないパイロットが操縦する飛行機に皆さん搭乗したいですか?ボクはいやですけど。
カテ室に患者さんが入った段階で8割は終わっている、と仰る先輩がいましたね。
確かに後は事前に計画したことを粛々と進めるだけです。
事前計画しても突発的事項は起こりえるので、それに対する柔軟な対応もウデの見せ所です。
そんな慎重な先輩でしたが、緊急の時の方が生き生きと輝いて見えたのは何故なんでしょうね・・(^_^)
今は少し私も分かるような気がしますが・・。
何故、こんな話になったか?
実は7時のニュースを見ていて関東の方がまた大雨がくると聞きました。
交通機関や避難のことを報道されていました。
交通機関や電気、ガス、水道などのライフライン、警察や消防、病院や物流関係の皆さんは多分、緊張して準備されているんだろうな、と思ったのがきっかけでした。
準備はされているでしょうが、自然の前では人間、無力です。
どうか上手く乗り切れますように。
見えないところの努力が社会を維持しているんですよね。
ある後輩が何を経験したのか分からないのですが、突然私に言ったことがあります。
「大切な物は無くしてから気付くんですよ」と。
全くそれは真実です。
折角の連休、仕事している人達がいます。
私は自分の場所を守るぐらいしかできませんが、どうか被害がありませんように。
ホントは書きたかった事があったのですが・・・。
それは次の機会にしましょう。
休める人は良い休日を。
病院を出てふと見上げると少し不安になるような雲ですね。

