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嚢胞性疾患に対する手術

嚢胞性疾患に対する手術

気胸などの嚢胞性疾患に対しては3ポートでの手術を行いますが、嚢胞が少ない、程度が軽いなどの理由、また小児などでは特に3mm、5mmの細径胸腔鏡を用いた従来より小さなポート孔での手術を行います。
肺気腫を背景にした嚢胞性疾患は治療が困難です。肺瘻の処置とともに呼吸機能をいかに温存するかが大きなポイントです。両側巨大肺嚢胞では片側手術は、肺換気血流不均衡をもたらすためとされ、一期的な両側肺嚢胞切除が有効とされてきました。しかし、近年での論文報告では心肺動態への影響は両手術で有意差がないとされ、当院でも術後肺膨張の程度を見極めるため安全な二期的手術を行っています。

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