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近視ってどんな病気?

斜視ってどんな病気?斜視ってどんな病気?
Q.近視ってどんな症状ですか?

A. メガネやコンタクトで矯正しなければ手元しかピントが合わない状態のことです。遠くはピントが合わずぼやけてしまいます。

Q.「近視」と「強度近視」と「病的近視」の違いってなんですか?

A. 近視が強くなりすぎた状態を強度近視といいます。近視が強くなると、裸眼でピントが合う距離がどんどん手元の方へ目に近くなっていきます。およそ15cmより遠くがぼやけてしまうような強い近視のことを強度近視といいます。また、強度近視の状態では、目の神経が萎縮したり、悪い血管が生えてきたりと、様々な目の病気が発生してきます。このような強度近視に病気を伴った状態を病的近視といいます。

Q.近視って遺伝するのでしょうか?

A. 近視になりやすい遺伝子というのは実際に発見されています。しかし、親が近視なら必ず子供も近視というわけではありません。近視のなりやすさは遺伝のほかに日常生活も大切といわれていて、様々な原因が合わさって近視の進行につながります。

Q.近視を治す薬ってあるのでしょうか?

A. 現在、既に近視の状態にある人を治す手術や薬は残念ながらありません。そのため、近視の進行を予防することが大切で、様々な研究が行われております。

Q.近視の人が老眼になりにくいっていうのは本当ですか?

A. 老眼とは加齢によってピント調節がうまくできなくなる状態です。元々近視が無い人は、普段は遠くにピントが合っていて、近くを見るときには、目のピント調節機能を使って手元をみています。その調節機能が加齢で衰えてくるため近くが見えにくくなります。近視の人は、ピント調節しない普段の状態が近くにピントが合っているので、年を取ってピント調節機能が衰えても手元を見ることができます。そのため、近視の人は老眼になりにくいという話が広まっていると思われます。しかし、近視のひとも、近視でない人と同様にピント調節機能は衰えます。そのため、近視の人でもさらに近くの方は見えにくくなっていきます。

Q.近視にならないために注意をすべき事はありますか?

A. 現在、近視が進まないようにする様々な研究が行われています。ですが、絶対に効果がある予防法というのは今のところありません。簡単なもので言えば、外で遊ぶ時間を増やしたり、テレビを見る時間を減らすなどの生活習慣を見直すことが近視の予防になる可能性があります。また、オルソケラトロジーや、低濃度アトロピン点眼なども有効といわれています。

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