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落屑症候群について

落屑症候群について落屑症候群について
Q.落屑症候群ってどうしてなるの?

瞳孔縁や水晶体囊前面などに白いフケ状の落屑物質が沈着します。
この物質は一生出続けます。

Q.原因は?どんな人がなりやすい?
  • 遺伝、コーヒー、寒冷地、紫外線などにより眼内の組織が脆くなるのが止まらなくなり、フケ状物質が飛散します。
  • 50歳以上に多く、年齢とともに増加し、70歳以上で約2%以上になります。一般的な開放隅角緑内障は8%程度ですが、 高齢化で近年増加しています。
  • 10~15年たつと30~50%の方で落屑物質は両眼に現れます。
  • 難聴の方が多いです。
Q.落屑緑内障の特徴は?
  • 放置すると眼圧は年間1mmHgずつ上昇します。充血などの自覚症状はなく眼圧は高くなり、視野が悪化してから来院する方が多いです。
  • 落屑物質があるだけの落屑症候群は、10年で30%が視野欠損のある落屑緑内障に移行します。
  • 最初は緑内障点眼薬で眼圧が良く下がりますが、じわじわ上昇しやすいです。
  • 眼圧変動が大きく視神経の構造が弱いため、視野欠損の進行は速いです。
  • 緑内障手術が複数回必要なことが多いです。
Q.落屑症候群の白内障の特徴は?
    • 水晶体を支える組織が弱く瞳孔が開きにくいので、白内障手術の難易度が年々上がります。
    • 眼内レンズが将来的にずれる可能性があります。

最後に

落屑症候群の方は年1回の眼圧チェックを!
すでに落屑緑内障になられている方は、3ヶ月に1回は必ず診察にお越し下さい。

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