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2018.05.01

月1回の小旅行

こんにちは。まだ4月なのに汗ばむ陽気ですね。朝晩の温度差が大きく体の方が気温差について行くのに苦労しています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?いつも患者さんとお話しするのですが、私が子供の時とは気候が変わってしまっているようです。春・秋の気持ちよい時期が少なくなっているように感じます。

さて患者さんとお話ししていますと楠山は病院に週1回しか出現せず(確かに待ち時間で悪名高き外来は週1回)、他は何をしているのか?という疑問を頂戴することがありました。
その方には「昨今、国の方針で病院は外来をせずに近隣の先生方からの紹介を受け、急性期治療や手術を主な仕事にしており、私も一応病院内で徘徊しているのですよ」とお話ししました。

ただ、月1回程度慣れないスーツに身を包み、行方不明になっている時があります。実は御開業の先生方や近隣の病院の先生方との訪問をさせて頂いています。御紹介を頂いたり、こちらから病状が安定すれば近隣の先生に「かかりつけ医」になって頂いたりしています。しかしながらどうしても紹介状という書面でのやりとりになることが多いです。
お近くの先生方から御紹介頂き、当科で治療してお帰り頂くわけですが、当院でアンケートはしておりますが、なかなか患者さんも我々に言いにくいことがあるかもしれません。
反対に紹介元の先生に感想をおっしゃったり、先生方の御要望もあるでしょう。お帰りになった患者さんのその後や、紹介いただいた患者さんの現状、あとはぶっちゃけクレームが無いかについて教えていただきに行っています。

御想像の通りこれらは書面だけでは教えていただけません。やはり直接お顔を拝見しながらお話をしなくてはいけません。

更に日本人故に、なかなか先生方や患者さんからのクレームって出てこないんですよね。確かに人間誉められたら嬉しいですし、クレームは悲しく思います。しかし、仕事をする上では誉められていることに関しては聞いて「良かった」で良いわけですが、クレームに関しては正面から対応すべき物です。
勿論、全てのクレームに対して迅速に対応することができるわけではありませんが、御意見を頂いたら頭の中で分類して、緊急性のある事柄、問題として大きな内容に関しては早期に対応しなければなりません。

私にとって一番コワいのはクレームが出てこなくなってくることですね。全く問題が無くなることは、この業界ではまずありません。「楠山に言っても何もならないから言う意味ないよね」が最も恐ろしい。

ほら言うじゃ無いですか。「怒られているウチが華だよ」って。結局お叱りを受けるのはまだ捨てられていない証拠。捨てられたら言われなくなりますもんね。これはカテーテルの世界でも一緒でしょうか。結局、仕事・お稽古などの仕組みは一緒なんでしょう。

あと、先生方の訪問の時の楽しみが一つあります。その御施設の近くを見て感じることができることです。やはり患者さんの生活の場を見ることができるのは良いもので、患者さんのイメージができるんですよね。
先日は地域連携の古田主任と2つの御施設を訪問させていただいておりました。最初の施設が終わり、1時間弱空き時間ができたので、あるコーヒーショップに行ってきました。

皆さん御存知ですが、たつの市って歴史に恵まれた町で非常に上手に保護されているんですよね。丁度、古田主任のスマホで調べたところ、「エデンの東」が近いと出ましたので、行ってみよう!となりました。

 

「楽園(エデン)の東に何があるのかな?」と神話を詳しく知らない楠山は暢気に考えていたのですが、行ってみますと非常にホッとするような町並みが現れました。確かに「播磨の小京都」です。お店に入ると木造の温かみのある民家でやっていらっしゃる喫茶店でした。

お昼ご飯は食べていたのですが小腹が空いたので、サンドイッチとコーヒーを主任とお願いすると懐かしい物が目に入りました。サイフォンです。最近は院内でもコーヒーの機械がありコンビニでも自動でドリップされますよね。私も以前はケトルからコーヒーにお湯を注ぎ香り立つのを「ボケーッ」と眺めていました。

コーヒーを淹れるときの「待つ時間」は贅沢ですよね。サイフォンでお湯が上に行って、コーヒーになって下がってくる。物理ではあるのですが、美しいし、まろやかな味がしました。
お会計の時にご主人に「久しぶりにサイフォンで美味しく頂きました」と申し上げると「最近、コンビニに押されてるけどね」と笑っていらっしゃったのが印象的でした。コンビニでぱっと入ってぱっと買えるコーヒーも美味しいですが、サイフォンのコーヒーは注文してから飲み終わるまで、コーヒーを楽しんでいることになるのでしょうね。

日常から隔絶された時間を過ごしてから訪問させて頂いた御施設では、御紹介いただいた患者さんの相談を古田主任がし、私は紹介させていただいた患者さんの小カンファレンスができ、先生と情報交換・意思疎通をさせて頂きました。

ちょっと寄り道した訪問でしたが、色々考えさせられる3時間でした。紹介状のやりとりでは無く、お顔を拝見しながらの意思疎通は非常に重要ですね。これからも先生方のお仕事の御迷惑にならないように続けていかないといけませんね。

地域の先生方へ(紹介手順)