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2021.10.25

美術館鑑賞指南

 母と共に書写の里美術工芸館へ。

 僕的には「兵庫県工芸美術作家協会 姫路展」をサクッと観て帰る予定でしたが、いつもながらの母の粘り腰!
 知る人ぞ知る地元作家、清水公照のビデオ、泥仏の解説ビデオなどをじっと見ている。普段の僕は絶対こういうの観ないのですが、仕方なく僕も隣に座って観ておりました…。

 結果、「結構いいね!泥仏も!以前は何だこれと思ってたけど!」となりまして、自分の中の清水公照観が少し上がりました。
 偉そうに言ってますが、少し前に酔っぱらって近所の馴染みの古道具屋に入り、たまたま気に入った掛軸があったので購入したのが初めての清水公照体験ですので、もともと全然知らないのですが。

 で、工芸美術作家展の方ですが、出品目録の紙を片手に、
 「お母さん、いいと思ったものには買うつもりで値段を書き込みなよ!」と、いつも僕がやる美術館鑑賞のコツを伝授。

 最初は「え~?」なんて言ってましたが、終わってみたら、「ああ!値段をつけると、良いと思ったものが凄く印象に残ってる!この見方いいね!」と。

 実はこの方法、数十件の美術館巡りをしてきた僕が編み出した必殺技なのです。
 値段を書き込むだけだからタダだし。しっかり印象に残るし、このやり方本当にオススメ。
 今回は新作ばかりでしたので、作家さんが聞いたら怒るような値付けをしている訳ですが、まぁそれを本人に伝えるわけでもないですし…。

 多くの方が、美術館に入って、「なんかいいもの見た」くらいの印象で帰ってくると思います。これは日本人に特有の観かたなのだそうです。
 例えば、ルノアール展に行ったとしましょう。海外の人は、美術館から出てくると、「〇番の、◎◎を描いた絵が素晴らしかった!」と、明確に一つの作品を上げられるそうですが、日本人は、「なんとなく、ルノアールを沢山見てきたよ。良かった」と、ふんわりした感想しか言えない。

 かくいう僕も、芸術とは何か、分かっているわけでは全然ありませんが、せっかく観るなら“目を上げ“たい。(この世界では鑑賞眼を磨くことを”目を上げる“と言います)

 そこで編み出したのが、目録を手に、「自分だったらいくらで買うか」という目で観ること。
 そうすると、つまらないもの(自分の趣味に合わないもの)には目がいかない。その分良いと思ったものはしっかりと分析。自分ならいくら出せるか…と、値付けをしているときは真剣な眼差し。あ、ここがいいな。でもこんな大きいのは家に飾れないなぁ。などと考えているうちに、自然に作品が脳裏に焼き付きます。

 本当に買うわけじゃなし。値段は適当でいいんですよ。絶対楽しめますから試してください。

 以上、少し変だけど絶対楽しめる、美術館鑑賞指南でした。

 ・・・刀の展示の時は、本気で値付けしてます。結構外さないんだな。コレが。

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