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2018.12.11

一生懸命の努力を

 こんにちは。皆さんお元気ですか?私は少し風邪をひいておりましたが、お陰様で漸く鼻水も収まり復活を遂げてきました。鼻水ってツラいですよね。気になりますし、集中力も落ちますよ。インフルエンザと経済活動に関する検討がなされていましたが、確かに風邪は万病の元、だけではなく、風邪は経済成長の妨げ、かもしれません。

 そんな中、ある研究会の帰りに電車に乗っておりますと、ある駅で子供達が大挙して電車に乗ってきました。21時30分過ぎですからおそらく小学校6年生の塾帰りの子供達です。この時期ですからもうすぐ入試が近づいてきているのでしょうか。ちょっと疲れた顔をしている子もいますし、元気に電車で友達と話している子もいます。

 私も中学受験を経験しましたし、大学生の時には中学受験の塾で事務員兼ちょっとだけ講師をしておりました。6年間塾で働いてきますと子供達を見ていて色々思うことが有ります。中学受験のするしないの是非などは別としてあれはあれで一つの世界があります。

 私が働いていた時代も6年生になると塾にいる時間がとてつもなく長くなります。講習中は13時から21時30分まで授業がありました。多分それは今でも変わらないのでしょう。5年生までは受験という物は認識していなかったのですが、6年生になると急にそれが子供達の目にも入ってきます。
 必死になる子、マイペースにやってる子、物静かに粛々とする子、賑やかな子・・。それぞれの性質がありますが、特に夏期講習を過ぎると大体の子供はちょっとずつミョーに大人びてくるんですね。何なんでしょうね。

 多分ですが、入学試験は絶対評価ではなく相対評価で上位から○人合格、という性質の試験です。反対は例えば大学の試験では60点以上で合格、という試験です。結局、入学試験というものは自分以外は全員競争相手で、自分が頑張っているつもりでも負ける可能性がある、という現実に気付くのかもしれません。
自分が思っている様な成績を取れないとき、親にも叱られるのはツラいけど実は自分もツラいんですよね。
 私はバイトの事務員でしたので子供達とは色々話したりおちょくられたりしていましたが、彼ら、彼女たちの気持ちは自分も経験しただけによく分かりました。

 もう記憶が定かではありませんが、確か一度だけ塾長の験担ぎか自分の母校の入試の応援について行ったことがあります。
 自分の母校なのに校門がなんと高く見えたことか。小説みたいでいやですが、入試の日の彼らの顔は正に小さな戦士です。握手して手を温めてあげて彼らを校舎に送り出すときになぜか涙ぐんでしまったことがあります。
 イヤでも結果は出るわけですし全員が第一志望に合格するわけではない厳しい世界でもあります。子供なのに・・・という考えもあるでしょう。
確かに結果も重要なのでしょうが、小学校6年生という1年間に必死に頑張ったこと(私はあの時が一番勉強したかな)、その時は気付きませんが努力することの重要性、本番の恐ろしさ、達成感、家族の有難み、などを過程として子供達が心に刻んでくれればと思います。

 それに社会で言う「良い学校」に入ってもそこがスタート地点で、そこからまた自分の脚で自分の道を見つけて歩んでいかないといけないのですものね。学校に入ることが目的になっちゃう人もいるみたいですね。いつの時代にもある事で、それではそれまでの努力が勿体ない。
 自分に厳しく自分の本当の限界まで頑張れよ!限界の向こうを見るから自分の知らなかった能力が花開くんだよ。君達の今の試練が君達の人生の糧になることを祈るよ、と心の中で話しかけて電車を降りてきました。だって話しかけたら完全に変質者で通報されてそうでしょ・・(警察から身元照会かかったら、ウチの病院、ちゃんと職員って言ってくれるかな?もしかして「知らない」って言われたりして?!)。
 ふと塾で働かせてもらっていた時代を思い出すひとときでした。

 可能性の限界を測る唯一の方法は不可能とされるところまでやってみること
(アーサー・C・クラーク)


 そういえば当院も来年度研修医のマッチングが終わったそうです。彼らは資格試験である国家試験を通らないと医師として仕事を始めることができません。厚生労働省に確認したわけではありませんが、今のところ相対評価ではなく、何点以上合格、という絶対評価と思います。
 私も第一内科に入局します!と医局長(人事部長みたいな感じ)にお伝えしたら、先生が「ま、楠山君、国家試験は通ってくるように。そうじゃないと『ただの人以下』だから」と本気か冗談か分からないようなプレッシャーをかけられたことを覚えています。
 
 これはこれで自分との闘いでありますね。学生時代の知識、研修医時代よりも今になってから重要である事に気付いたりしています。ですのでお医者さんの卵の皆さん、頑張って試験勉強してきて下さいね。

 ま、私は国家試験終了3分後に知識は試験会場に落としてきましたがね。では各種受験生の皆さん、体調管理には十分気をつけて!体調管理も受験生の実力ですよ!ちょっとここは大きく、世界中の受験生の健闘と成功を祈ります。

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