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2020.06.26

これって四十肩ですか?

 こんにちは!ツカザキ病院整形外科 松村です。

 緊急事態宣言も解除され、ちょっとずつ落ち着いてきているようで、外来に来られる患者さんも少しずつ増えてきております。
自宅でじーっとされていたのか、肩を痛めて来られる方が多いので、
今日は肩のお話、その中でもよく耳にする四十肩のお話です!

 「先生、肩が痛いんやけど…これってスジが切れとるんやろか?それとも四十肩?ワシの場合は70やから七十肩か!(笑)」
だいたいこんな感じで診察が始まりますが(笑)、結局のところ四十肩とはなんなのか?ということをまず説明したいと思います。
四十肩は時に五十肩という場合もありますが、発症した年代により呼び方が違うだけで、どちらも同じ「肩関節周囲炎」という病気です。
つまり簡単に言いますと肩関節の炎症です。
 症状としては普段の生活動作でちょっとした時に痛みが出て、ひどく痛みを感じた時は腕が上がらないなどの症状が出ます。
また激しい痛みを伴い、寝ていても激痛に襲われてしまう時もあります。
さらに髪が洗えない、ボタンがかけられない、洗濯ものが干せないなど日常生活に様々な支障をきたします。

 ではこの肩関節周囲炎の原因はなんでしょうか?
「歳のせいです!」
なんて外来で言われてしまうと辛いですよね。。。確かに人間、加齢には勝てませんが、四十肩というくらいですので比較的若い方にも発症します。
最近は寝ながらスマートフォンを使用したりするためか、20代、30代の方でも発症する方がおられます。
肩関節周囲炎は肩周辺の特定部位(具体的には上腕二頭筋肉の炎症、腱板断裂、肩峰下滑液包炎など)に異常が生じることで、炎症が起こると考えられています。
簡単に言いますと、肩関節が固まってしまい、肩関節周囲に炎症が起き発症するのです。
つまり、普段から肩を動かさない、長時間同じ姿勢をとっているということが原因と考えられます。

 それではみなさん肩関節周囲炎の具体的な症状を見ましょう!
□ ある日突然、急に肩に激痛が走ったことがある
□ 服を着ようとしたときに肩に激痛が走ったことがある
□ 寝返りをしたときに肩に激痛が走ったことがある
□ 肩こりみたいな痛みではなく激痛が走った
□ 両腕を前から真上に挙げることが出来ない
□ 両腕を横から真上に挙げることが出来ない
□ 腕を背中に回そうとすると激痛が走る
□ 両腕をある頭の後ろに、回すことが出来ない

 上記のような症状が該当すると肩関節周囲炎の可能性があります。
治療は鎮痛薬、痛みが激しい場合はヒアルロン酸の注射、そしてストレッチです。
私はこのストレッチが非常に重要と考えております。
ストレッチをすることで、肩の関節可動域が改善しますので、痛みの感じない範囲で少しずつ負荷をかけていきましょう!

 具体的には様々なやり方がありますが、一番毎日続けることができそうな一つをご紹介します。
壁に両手をついて、手を伸ばします。その状態で腰を徐々に落としていきます。痛みを感じたら腰を落とすのをやめて、その状態を10秒間保持しましょう。
これをお風呂上がりに3セットしてください。
毎日継続すると、腰の落とすことができる範囲が増えてきます。

 そして肩周辺に鎮痛薬を含んだ外用薬を塗って寝ましょう。よく外来では「アンメルツヨコヨコください!」と言われますが(笑)私も例のごとく好んで、風呂上がりに塗っております!
特にお風呂上がりに使用しますとスーッとして気持ちが良いです。最近の塗り薬は以前のものより、匂いも少なく、使いやすいです。
中には「あの、ハッカの匂いに囲まれる方がええんや!」という方がおられますので、匂いが強いタイプもまだあります(笑)
詳しくは外来等で相談してみてください。
ちなみに私も外来で患者さんにストレッチをするように指導しておりますが、自分でもやらないといけないと思って肩のストレッチ始めました。肩の柔らかさだけは自慢です(笑)

 ではまた!

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