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1日25時間働く循環器内科部長BLOG
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2020.09.18

プロのお話

 こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?朝晩は秋の雰囲気を感じますね。急に寒暖の差が大きくなってくると色々体調の不良が出てくるように思います。真冬は皆さん警戒されているのですが、今の時期の方が油断してしまうのかもしれないですね。
 さて、定期的にメンテナンスしないといけない物は沢山有りますね。皆さんが思い浮かべる物は何でしょうか?ま、想像しますに自動車の車検でしょうか。うーん、後は何かあるかな~。実は余り知らなかったのですが、ガスの法定点検でしょうか。急に家に来るって言うからビックリしました。後は皆さんには自分の体調も定期的にメンテナンスして欲しいですね。

 あと私にはもう一つあります。ピアノの調律です。ピアノをされている方はよく御存知かと思いますし、弾いていないときは「無駄な出費やなー」って感じに思えるのですが、1年に1回はするべき事柄です。実は非常に大切ですし、私自身は好きですね。

 ま、やることは私には無くてせいぜいお茶と簡単なお菓子をお出しするぐらいです。調律師さんがピアノ全体の調子を見てくれたり、タッチを調整してくれたり、弦を調整して音を整えてくれます。弦を調整しているときの音は好きですね。隣の部屋なんかで座っていると聞こえてきます。別に何の音楽でも無く和音が聞こえるだけなのですが、落ち着いた気分になって眠くなってしまいます。
 1時間半ぐらい経つと「できましたよー」って声をかけていただき、少しピアノの調子なんかをお話しするのですが、その時の調律師さんのお話って面白いですよ。
 調律直後のピアノの中はこんな感じ。なんか綺麗になったような気がしません??ま、精密な機械はどれも美しく見えますよね。

 ピアノのクセ、その調律師さんのこだわり、ホールでの話などなど専門的なお話を伺いましたが、あっと言う間に時間が経ってしまいました。御存知の通り、私は心臓の血管の治療はしますし、ピアノは下手の横好きレベルで弾きますが、調律はしません。専門外でありますが、非常に面白くお話を伺うことができました。

 1つの事に打ち込んできた方、造詣が深い方のお話はとても面白いですよね。もしかしたらその方が話される全ての事は理解できていないかもしれませんが、お話しされている方の表情は輝いていらっしゃいますし、皆さん楽しそうにお話しされるように思います。

 調律師さんだけにとどまらず、1つのことを長く研鑽を積まれてきた方のインタビューなんかを聞きますと、非常に面白く、その仕事だけではなく自分の仕事や人生に役立つことがそのお話の中に隠れていることが多いように思います。

 1つの分野を深めているにもかかわらず、色々な分野の人が頷ける話をする事が出来る、なんか言葉だけでは変な感じがしますよね。ピアノ・医師・オーケストラ・美術・商売・科学・文学・・・・世の中には色々な分野があります。その道の最初は全く違っているのですが、もしかしたら突き詰めていくとやっているテーマは違っても煎じ詰めれば、大事なことは概ねいくつかに集約されていくのかもしれませんね。

 だからこそどの分野であっても、突き詰めていった方はそこに至るまでの苦労や経過、その人が見えている景色なんかを聞いて、どこか感じることがあるのだと思います。それを聞いて自分の栄養にできるかは、受け手側の能力でしょうか。

 さて、私は医師になって今年で成人(20年)しました。ふと考えると、更に20年経つと自分の引退について考えないといけない年齢が近くなります。最初に比べると少しは見えている風景は違ってきているように思うのですが、まだまだ極める道は先が長そうです。そう思うと時間を大切にしないといけないし、最近時間の流れが加速しつつあるように思います。

 自分の話を聞いて、「この人の話、面白いな」って思って貰えるような味のある横顔を持てるようになりたいですね。
 さ、今日はここまで。調律したてのピアノでも弾いてくることにします。みなさん、良い週末を。

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