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2021.05.01

懐かしき友人

 こんにちは。今日は雨が降りますね。今日の雨はシトシトといった感じで、少し心が落ち着きます。ちょうど新緑の季節ですが、このような日は特に緑が綺麗に見えますね。このブログを始めてから私は日常の風景や出来事に心を向けるようになった気がします。
 ある種のネタ探しなのでしょうが、色々なことに目を向けたり感じたりすることを大切にするようになったのかもしれません。最初は他人に勧められて・・・というのが、正直なところですが、今では自分の中を振り返る大切な時間になっています。

 先日、相も変わらずペースメーカーの手術をしようとしているときに、何となく懐かしいシルエットを見ました。当院では専門的知識を持った業者の方にも来ていただいて手術をしております。いつも来てくれている方もいらっしゃったのですが・・・。
 そのシルエット、私が医師3年目の時によくペースメーカーの手術でお世話になっていたS氏でした。勿論、3年目というのは2年間の研修医が終わったばっかりの「できたてほやほや」循環器内科医ですからまだ自分で手術はできません。その時期は指導医の先生に術者をやってもらいながら助手(もしくは邪魔者)として手術に参加して見て盗んだり、教えてもらったり、運が良ければできるところまで手術を進めさせてもらったりします。

 その時期の私なんかはカテ室にしてもいなくても変わらないはずなのに、そのS氏よく教えてくれましたし、何故か「ペースメーカーが要るな~」と思っていると、病院に現れる不思議な嗅覚の持ち主でした。
 手術をしている時も当時修行中の身 (現在も!) ですから、先輩よりも時間がかかってしまうわけですが、優しく待ってくれていましたし、色々とコツ、注意点なんかを教えてくれました。

 さてツカザキ病院、不思議な病院でして当院で担当してくれた業者さん(薬業界、機器メーカー問わず)、大体の方がエラくなって当院を去って行きます。一方、僕は変わらず当院のままなんですが・・・

 さてそのエラくなっていた方々ですが、この業界も意外と狭いので何となく何をやっているのかは情報が入ってきますが、当院を離れると日常ではまず会うことはありません。ただ、組織を変わるときや会社の中でも部門が変わるときは姫路のすみっこ病院を覚えてくれていたら、挨拶に来てくれることがあります。

 昨今の状況ですから物見遊山では来てくれないでしょうから、手術の専門的なサポート、もしくは私の手術手技の観察・評価をしに来てくれたのだと思います(S氏は非常に優秀で目的のない行動は取らない方ですので)。
 ちょうどその日の手術は自分の中ではある程度思っているものの朝から自分の中で方針に迷う症例でした。ところがS氏と手術前に議論をしているといつの間にか方針は明確に決まっているんですよね。
 御自身から意見は余り仰らない方ですが、昔も感じたことのある示唆する目つき(わかりますか?) で教えてくれるんですよね。先日の迷っていた症例でも自分の考えを正面から聞いてくれて、ただ「はいはい」と聞いてくれているわけではなく、手術が良い物になるように建設的な意見を言って下さいました。間違っていれば、止めてくれる方です。

 上手く表現できないのですが、S氏には一緒に仕事をしたくなる安心感・信頼感という言葉が一番合うのでしょう。勿論、手術そのものもお陰様で自信を持って臨むことができ、順調に終わらせることができました。術中のチェックの速さ、声色は昔から変わらず気持ちよかったです。

 どうやらそのS氏、今回の人事異動で違う部署に行かれるとのこと。カテーテル検査室で一緒に治療できなくなるのは残念ですが、また新天地で大きな仕事をやっていきそうですね。
 一緒に働きたくなる人がいる、そしてその方が久しぶりに会いに来てくれる、ってとても幸せなことなんだと思います。楠山は人の縁に恵まれているようです。ラッキーですね。

 最後にS氏、新天地での益々の御活躍を。また一緒に仕事をする日を楽しみにしています。私もその日までにもう少し腕を磨いておこうと思います。

 窓の外の緑が綺麗で眩しいです。今も良い時期ですね。更にふと目を向けると今の時期でも紅葉しているように見える木がありました。「のむらもみじ」って言うんですって。新緑と紅葉が見える。不思議です。

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