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2018.08.21

喉元過ぎれば熱さ(暑さ)を忘れる

こんにちは。楠山です。残暑お見舞い申し上げます。そう、暑中見舞いではありません。実は二十四節気の立秋は過ぎているのです。
学生時代に8月に「秋」ってなんなのさ?とコーラを飲みながら思ったことを覚えています(意外と高校時代の国語の先生は「理系故に文字に強くないといけない!」と言っていました)。

しかし昔の人は上手く言ったもので、最近、朝晩は心地よい涼しい風を感じることが多くなってきました。勿論、昼間はまだまだ暑いですがツクツクボウシの声が聞こえたりと秋の足音を感じることがあります。

ま、人間というのは未熟なものと感じます。皆さん御期待(?)、まずは先日の学会のコメンテーターの件です。
楠山、仕事の流儀としては「用意周到、一期一会」です。昔、私のカテをみて「くすやまくん、君のカテは「ネズミを核爆弾で殺すカテ」やな・・(原文通り)」と言われたことがあります。表現など、もし皆さんの気分を害したら申し訳ないですが、正に先輩の言葉そのままです。

実は私は自称 「悲観主義者+ある種の偏執狂」で、ある程度安全域を見ておかないと安心して手術に臨めないのです。そうです。100対0で病気に勝ちたいのです。多分その時は今よりも自信が脆弱で、安全に成功させたいと思う気持ちでやっていたように思います。

ま、最近は「準備やり過ぎ」も合併症リスクもあるので、ちょっと「塩梅」という観念を持つようになりました。必要最低限の準備、ということですよね。

さて、そのような性格である楠山が先日のブログのように不安発作に陥ったとすれば何が起こるかは皆さん御想像つきますよね。そうです!予習です。発表される先生方の抄録(発表サマリー)を拝見して、必死に建設的な質問を考えて、知人とディスカッションし、高校時代の英作文のように紙に書いて、読み直して鬱々と推敲していたわけです。

だってそりゃあ、誰だって恥はかきたくないですよ。折角、コメンテーターでお声がけいただいたのですから。でも、「本番で他の方にこの質問言われたら・・」と更に想像(妄想?)し、もう一つ質問考えたりして、大変な1週間でした。

皆さん、自分で自分の首締めてるって嗤うでしょうけど、もはや数日前は医局内を心ここにあらず状態で徘徊しているのを複数の当院の医師が見ているはずです。 

さて、本番の日。当然の如く早朝覚醒し早めに会場に入りました。耳を慣らすために英語セッションに入ると全然ついて行けない・・。正に日常で英語を使用していないのバレバレやん。しかもそのセッションのコメンテーターの先生は流暢に英語をお話になる。
「もうダメだ。日本の循環器内科医はこんなにレベルが高かったんだ。井の中の蛙、大海で溺れる・・だわ。ツカザキの看板に泥塗って、これから日陰者で学会人生裏街道を歩んでいくんだよ。ぼく。」って感じです。

さて運命のセッションが始まりました。座長のお一方は先日施設見学を受け入れて下さった先生で、覚えていて下さって手を振って下さいました。それだけでも嬉しいですよね。小さな声で「英語はそれほど自信有りません。お願いします」と挨拶させて頂きました。

コメンテーターの席に座り、共同コメンテーターの先生に挨拶して「英語、お得意ですか?」と聞いて「イヤ、そんなに・・」という答えを頂いても安心できず、頻脈になりながら必死に1席目の演題を聞いておりました。
やはり抄録を拝見しているからか、スライド見ているとある程度は分かるんです。でも発表が終わって、さて執行の時間、いえ議論の時間となったとき。

「英語セッションですが、議論は日本語でしましょうね」と座長の日本語のお言葉。耳を疑いました。座長の言葉が英語じゃないですから。イメージで言えば、予習して握りしめていたメモを上に放り出しちゃう感じでしょうか。多分、血圧も20-30mmHg、脈拍数も20ぐらい下がったんじゃないでしょうか?

そこからは思いっきり安心して残り3席の発表を聴講し自由に質問をさせて頂くことが出来ました。非常に最新の知見を伺うことが出来、私にとっては勉強になった1時間でした。

学会が終わればご褒美です。なかなか河野先生とは手術待機で御一緒できないので、ちょっと贅沢ランチを楽しんできました。2人とも試練をそれぞれ乗り越えてきたので「ほっ」とした笑顔でしょ?

でも正直なところ、自分の予習した英語が公的な学会で通じるのかは見てみたかったです。勿論、日本語で・・と言われたから充実したわけで、贅沢な欲望とは分かっているのですが・・。評価を受けたかったですね。

え?英会話に通っているか?皆さんお考えのように実現できていません。正に表題のように 喉元過ぎれば熱さを忘れる です。でもいつかはこのような機会でそのまま英語で議論という日が来るかもしれません。少し、準備を始めないといけないですね。

あ、これで紙幅が尽きました。寒暖の差が大きいとき、心血管系は危ないときです。体調管理に注意して下さいね。

問い1:この文章の中で間違ったことわざが一つあります。なんでしょう?

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