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2019.03.29

人生はあざなえる縄の如し?←ホントは「禍福」ですよね

 おはようございます。実は今、平和な静かな時を過ごしております。院内に居りますとどうしても色々な音が入ってきます。スタッフの会話・処置するワゴンが廊下を走る音、内線電話の呼び出し音、シリンジポンプのアラーム・心電図モニターの警告音・院内放送等々。
 今は音とは隔絶された環境におります。キーボードの音とエアコンの音だけです。時間もゆっくり流れているように思います。いつもそこまで意識しているのではないですが、日常生活って音って溢れていますよね。ここまで静かだととても落ち着いた気分になります。

 先日研修医の先生方の送別会がありました。2年間当院で研修し修了した(当時は修了「予定」)先生、1年間は当院で研修し2年目は大学で研修する先生、外科の先生で大阪に帰る先生などです。この時期は企業と同じく人事異動の時期でもあります。
 特に2年間の研修を修了された先生にとっては印象深い時期になっているのではないでしょうか?いえ、なっているはずですし、なっていなければ困る。

 2年間はモラトリアムです。研修医時代は先輩がいて(時として鬱陶しい?)、失敗しても叱られるだけです。しかし3年目の4月1日午前0時になった瞬間、独りぼっちになるわけです。勿論、上司は存在して相談に乗ってくれるはずですし専門医を目指して教育は継続されますが、日常業務は「独力で」処理していかないといけません。
 自立すると言うことは「自由」を得ると同時に「責任」を持つことになります。その準備を2年間かけてしてきたわけです。今までであれば、先輩が「○○しとけよ」とか言ってくれていたのですが、ここからは失敗すれば非難され、それを受け止めなければいけなくなります。

 4月1日の午前0時に暖かいパーティー会場(先輩の庇護)から突然、枯れ木しかない荒野の真ん中に放り出されるような感じです。そこから自分の足で歩いて行かないといけない。正にシンデレラのお話ですね。
 私もそうでしたが、彼らは2年目の後半ぐらいから「先輩から独立して仕事してみたいな・・・」位は思ってくれていると固く固く信じております。それは自立する準備ができたということだと思います。
もし一人で歩いて行く準備ができていなければ、荒野の真ん中で餓死するか狼に食べられてしまいます。

 今年は3人が卒業します。一人は心臓血管外科、一人は脳神経外科、一人は形成外科を一生の仕事として選択したようです。ここから巣立てばバラバラになってそれぞれの道を進んでいきます。
 ただ不思議なことに一生懸命頑張っていると、その道がまたどこかで交叉するときが出てきます。その時にお互い「良くここまで来たな!」と言い合えるようになって欲しいと思います。

 多分このブログを読んで下さっている皆さんも経験されたことが有るのではないでしょうか。ずっと別のキャリアを歩いてきた人間が、久しぶりに会って一緒に仕事をする時に感じる不思議な感触。
 怖いのは、昔と同じだな、と懐かしさを感じるのか、明らかに昔より成長していると手強さを感じるのか、こんな奴ではなかったのに、と違和感を感じるのか。それはその出会う二人の人生の軌跡で変わってくるのでしょう。

 そういう意味では、先日の送別会で送別される皆さん(確か研修修了以外の先生含めて5名かな?) の人生の道がよりよい道であると同時に、どこかでその道が上手く巡り会って良い出会いになれば良いですね。
 「禍福はあざなえる縄のごとし」という言葉がありますが(あれも真実)、「人生・人の出会いもあざなえる縄の如し」です。良い人の縁を得ることができるかはその人の努力次第というところかな。

 交叉したときにお互い「良い出会い」になるようにそれぞれ自分の “very best” を尽くして欲しいと思います。日常に巻き込まれて routine wok 「のみ」にならないように!一度、楽を覚えると堕ちてしまうので(私は)、自分に厳しく鍛えて欲しいと思います。
 私も今度、皆さんと会ったときに「ムムッ、やるな」と思われるように頑張っておこうと思います。

 研修修了、おめでとう。残念ながら先生方が越えていくべき壁は今より高くなることはあっても低くなることはないのです。研修修了した日を心に刻んで次のステージに旅立って欲しいと思います。

最後に先生方の益々の御健勝と御活躍を「姫路のすみっこ」で祈っているよ。またどこかで会う日を楽しみにしています。

(写真の中で通りがかりの方が写真を撮って下さいました。一緒に取らせていただいた方にブログ載りますよ?と伺ったらOK!OK!と許して下さったのですが・・・良かったのかな?)

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